特集
2016.02.23 15:59 週刊ポスト
「金冷法」「ノーパン」など独自の男性力増強法は効果ある?
年を取るにつれ、「男性力」の衰えを実感する人は少なくない。巷では独自の方法を実践してED(勃起不全)を防ごうとしている人もいるが、果たして効果はあるのだろうか。川崎医科大学附属病院の永井敦氏(泌尿器科)に解説してもらった。
●陰嚢に冷水と温水を交互にかける「金冷法」で鍛えております(75歳)
「金冷法」は精力増強法として数十年前に広まったが、医学的に根拠はあるのだろうか。
「陰嚢を冷やすことで精子の生成量が増えると言われています。陰嚢の中にある精巣は体温に近い温度でも機能が低下します。精巣の周囲温度が高くなると、精子の形成効率が落ちてしまうので、冷やすのは効果的です。この方法は男性不妊に対する治療の一環として実際に医療現場でも推奨されています。しかし、冷水と温水を交互にかけることが精巣に良い影響があるのかは判断がつきません」(永井氏)
●クッションに股間を押し付けてピストンさせると、男性器が強い刺激を受けて徐々に勃起していきます。そのまま射精することもあります(69歳)
いわゆる「こすり付けオナニー」で、手よりも強い刺激を得られるため、勃起しやすいという。
「勃起できるかもしれませんが、諸刃の剣です。セックスできても、より強い摩擦がないと射精できなくなります。膣内射精ができない男性のほとんどが、このこすり付けオナニーをしていると言われています。女性とのセックスを望むのであれば控えたほうがいいでしょう」(同前)
激しくこすり付け過ぎると、海綿体の損傷も考えられるから、やめておいたほうがいいだろう。
●下着を穿かず、昼間は下半身に日光や風を当てて、より自然に近い状態にすることで勃ちやすくなりました(68歳)
「光や風の効果はありませんが、パンツを脱いで締め付けから解放することで、骨盤まわりの血流が良くなり、勃起につながると思います。ノーパンになれない人は、ゆったりとした下着を身に着けるだけでも効果が期待できます」(同前)
勃起改善は薬やサプリメントがすべてではない。「これぞ」と思った方法があれば、参考にしていただきたい。
※週刊ポスト2016年3月4日号
関連記事
トピックス

五輪選手にワクチン優先接種は「強制ドーピング」ではないか

きゃりーぱみゅぱみゅ 「セレブ化」にファンが心境複雑

大相撲・初場所中継でネット騒然「溜席の妖精」に話を聞いた

紀平梨花は早稲田入り 大学フィギュアスケート部の存在意義とは

綿引勝彦さん 『天までとどけ』の子供たちと築いた絆と闘病生活

NiziUが“コーセーの顔”に 「まつ毛ダンス」CM撮影現場に潜入

日産自動車に復活の兆し? 怒涛の反転攻勢占う「3モデル」の期待度
