特集
2016.02.25 15:59 週刊ポスト
健康雑誌で話題 食用赤ミミズ粉末サプリで男性力復活の根拠
健康雑誌『壮快』(4月号)に掲載されていた55歳男性の体験談が巷で話題だ。
〈妻を説得して、ついに合体。40歳前後でED(勃起不全)になって以来なので、実に12年ぶりのセックスです。しかし、ひさしぶりにもかかわらず、中折れすることはありませんでした(中略)今では週に2回の夫婦生活を楽しんでいます。ここまで元気になれたのも、まさに「赤ミミズの粉末」のおかげです〉
EDに悩むこの男性を“復活”させたのは、食用の赤ミミズの粉末をカプセルに詰めたサプリメントである。
『壮快』編集長の小川潤二氏が言う。
「赤ミミズの粉末を弊誌で紹介するようになったのは10年ほど前からです。読者の反響が大きく、それ以来毎年3~4回は取り上げています。つい先日も、80歳の男性読者から“赤ミミズの粉末を飲み始めてから、朝勃ちするようになりました”という喜びのハガキをいただきました」
赤ミミズは、なぜ勃起不全に効果があるのか。久野マインズタワークリニック院長の久野則一氏が解説する。
「赤ミミズにはルンブロキナーゼという血栓を溶かす酵素が含まれていて、その作用で血液がサラサラになります。患者さんにその粉末が入ったサプリメントを飲んでもらったところ、動脈硬化に対する確かな改善効果が見られました。
この動脈硬化はEDの原因の一つでもあります。血流が良くなればペニスに流れ込む血液量も増えますから、勃起も起こりやすくなるのです」
同じくEDの原因と指摘される糖尿病にも、赤ミミズサプリは効果があると久野氏は語る。
「糖尿病患者は健常者に比べED率が高く、バイアグラなど治療薬の効果も薄くなる。赤ミミズの粉末には糖の代謝を高める作用もあります。高血糖が引き起こす糖尿病の改善に役立ち、この点からもEDの解消が期待できます」
効能は精力増強効果だけではない。血栓を溶かす作用は、脳や心臓の血管障害に対しても有効となる。
久野氏はこれまでに患者の心電図検査の結果が改善したり、脳梗塞が完治するといった成果を目の当たりにしてきたという。
「ミミズは5億年も生き抜いてきた非常に生命力の強い生物。繁殖力も強く、ダーウィンをはじめ多くの生物学者の研究対象になっていた。なかでも赤ミミズの粉末は血栓を溶かすだけでなく、他にも色々な作用があると考えられています」(同前)
※週刊ポスト2016年3月4日号
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