「一般試験では優秀な受験生でも合格するかわからない。“将来の天皇”が試験に落ちるというのは印象が悪い。ただ推薦入試なら、皇族という立場は有利に働くのではないか」(同前)

 国立大学である東大の推薦入試に「皇族が有利」という規準があるはずもないが、そんな話が妙に真実味をもって語られるのは、秋篠宮家と東大の“近さ”が注目されているからだ。

「秋篠宮殿下は東大の総合研究博物館の特招研究員を務められ、月に1、2回東大に行かれます」(宮内庁担当記者)

 今年に入って長女の眞子内親王(24)が東大のインターメディアテク(IMT)の客員研究員に就任したことも明らかになった。IMTは東大が開学(1877年)以来収集してきた研究資料や文献などを展示する、いわば“東大博物館”だ。

 さらに「紀子さまの弟で東京農業大の准教授として獣医学を教える川嶋舟さんの存在も見逃せない」と、川嶋家に近い人物は語る。

「舟さんは麻布大学を卒業して獣医師免許を取った後に、さらに研究を深めるために東大大学院の農学生命科学研究科に進んで博士号を取得した。幼い頃から動物好きで知られる悠仁さまは、叔父の舟さんに会う機会があると、動物の話を大変興味深く聞くそうです。紀子さまが“理II(農学部に進める)”と話されているのだとすれば、舟さんの影響もあるように思う」

撮影■日本雑誌協会代表取材

※週刊ポスト2016年3月11日号

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