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カー用品で愛車をリフレッシュする方法3つ

 モテ車を解説する「週刊ポスト」連載の「死ぬまで カーマニア宣言!」。これまでにクルマを40台買ってきたフリーライター・清水草一氏(54)が、カー用品を使った愛車のリフレッシュ法について解説する。

 * * *
 ご同輩諸君。愛車も長く乗っていると倦怠期を迎える。かと言って買い替えはカミさんの許可がなかなか出ない。そんな時に効果的なのが、カー用品を使った愛車のドーピングだ。果たして本当にバイアグラ効果が望める商品はあるのか? そこで今回は、カー用品に詳しく、自動車メディア業界唯一の「オカルトグッズ研究家」でもある近藤暁史氏に話をうかがった。

清水:まずマトモなリフレッシュ策ですが、個人的に中古車を買ってすぐに実行しているのが、タイヤ交換です。

近藤:それは間違いなく効果絶大でしょう。

清水:タイヤの寿命は、一応“溝の深さが1.6mm(残り2割)”とされているけれど、経年とともにグリップや乗り心地など、すべての性能が落ちていくので、5年を目安に交換。せっかくなので純正とは別銘柄にすれば、カミさんを取り換えたようなリフレッシュ感が出る(笑)。

近藤:快適性重視にするとか、スポーツ性重視にするとか、以前と銘柄を変えると気分がガラッと変わりますからね。

清水:もうひとつが、エンジンの“根性入れ”です。近所をノロノロ走ってばかりだと、老人の筋力みたいにエンジンがダレてくる。そこで、空いた高速道路で低いギア(ATのSレンジ等)に固定して、レッドゾーン手前まで何度もアクセル全開で回します。

近藤:ストレッチ運動みたいなもんですね。それも絶対効きますよ。エンジンを分解すると驚きますが、いつも高速道路を走っているクルマは燃焼室内がツルツル。ご近所ノロノロ車はカーボンで真っ黒です。その真っ黒カーボンを、たまのストレッチ運動である程度飛ばしてやるんです。

清水:最後が、オイルや燃料の添加剤ですね。実際どれくらい効果があるかは別として、入れれば大抵効いた気がする(笑)。プラシーボ効果(※)かもしれないけど。

【※偽薬効果。患者の薬理効果のない薬をそうとは知らせずに処方しただけで、症状が回復することがある】

近藤:そのあたりは自動車オカルトグッズ研究歴20年の僕の専門です。燃費やパワーの向上を謳う商品は、一部では霊感商法と揶揄されるけど、実際に効くものもある。いい加減なテストで20~30%の向上を謳って、公取委に引っ掛かって撤退したオカルト商品も多いんですが、それはさすがにウソです。あと、商品単価は1万円を上限と考えるといいんじゃないでしょうか。中には全部付けると何十万円、みたいなものもあるけれど、そこまで行くと霊感商法と大差ないので。

清水:信じる者は救われる、にも限度がありますね(笑)

※週刊ポスト2016年3月11日号

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