• TOP
  • 特集
  • 女性のホルモン周期とメカニズム知れば上手な対応可能

特集

2016.03.14 15:59  週刊ポスト

女性のホルモン周期とメカニズム知れば上手な対応可能

産婦人科医・丸田佳奈さん

「妻を満足させている自信がない」「おれの愛撫を嫌がっているのかも」「もっと気持ちよくなりたいのに」──セックスにまつわる不安や不満のほとんどは知識不足が原因だ。女性のカラダの構造や快感のメカニズムを知らなければ、女性をどう扱っていいのかわからなくて当然。2007年のミス日本で産婦人科医の丸田佳奈氏が、女性ホルモンのメカニズムについて解説する。

 * * *
 女性ホルモンには2種類あり、エストロゲンは主に「排卵するための準備」の役割を持ちます。一方、プロゲステロンは「妊娠を維持しようとする」役割を担っています。ほかに「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシン、男性ホルモンの代表格であるテストステロンも、女性の心と体の変化に影響を与えています。

 生理初日からの1週間(A期)はエストロゲン、プロゲステロンともに分泌が少ない状態です。月経痛を伴い、気分は沈みがちでやる気も起こりません。また、冷えを感じやすかったり、疲れやすかったりもします。

 生理が終わってから排卵までの期間(B期)は、生理周期が28日(4週間)の女性なら7日間、38日の女性なら17日間あります。この時期の女性は心身ともに絶好調で、気分も前向きです。実は男性から激しいセックスを求められた時に、抵抗なく受け入れられるのもこの時期です。

 しかしB期の最後のほうに排卵が起こり、第3週(C期)に入ると、一変するので要注意。排卵後はプロゲステロンの分泌が増え、妊娠の準備のために子宮に血液が充満し、肥大します。そのためこの時期には挿入自体を痛く感じる女性もいます。また、皮膚が薄くなるので、子宮の奥を突かれると痛みを感じます。

 ですから、女性がこの時期に入ったら、男性はズンズン奥を突くような激しいピストン運動はやめましょう。また、排卵後は知覚が過敏になるので、体への愛撫も極めて優しくしてあげてください。

 プロゲステロンには性欲を抑える働きもあります。性欲のもとになるテストステロンが増え続けると衝動性や攻撃性が強くなってしまうので、プロゲステロンの働きがそれを抑えていると理解してください。

 さらにプロゲステロンが出てくると口臭が強くなったり、さらさらだったオリモノが濃く粘っこくなって臭いがきつくなったりします。女性はそうした自分の臭いの変化に敏感なので、キスやクンニリングスを嫌がるようになります。体調面でも、徐々に新陳代謝が悪くなり、むくみが起こったり、肌が荒れやすくなったり、便秘がちになったりします。気分も不安定になるので、その面でも気遣いが必要です。

トピックス