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2016.03.22 15:59  週刊ポスト

男女間の「体の洗いっこ」 注意すべき点を女医が解説

キュアクリニック恵比寿院長の上田弥生さん

 どんなに女性に信頼されているパートナーであっても、相手の“臭い”について指摘するのはなかなか難しい。女性は女性器をどのようにケアすれば良いのか? 産婦人科医の上田弥生氏が解説する。

 * * *
 産婦人科を訪れる方のなかには、女性器の臭いの悩みを訴える方もいらっしゃいます。若い世代がおりものの臭いを気にして来るケースもありますが、30代、40代の方も多い。その年代になるとストレスもたまってきて、病気をしやすくなったり、膣内のバランスが崩れやすくなったりして、それが臭いの原因になる場合もあるからです。

 もともと更年期になると、女性器の臭いは変わりやすくなるものです。女性ホルモンが減少することで膣内環境が悪くなり、細菌叢の変化が起きたり、膣が萎縮し始めることで炎症を起こしやすくなったりします。これらが原因で臭いも変わってくるのです。

 人にいわれて臭いの変化に気づいたという方のほか、トイレに行った時やセックスの時などに自分で気になったという方もいます。ただ、女性器の臭いは他人と比較しづらいので、正常か異常かをご自身で判断するのは難しい。実際に、来院されてもとくに問題のない場合も多いのです。

 膣内の臭いについては、まず細菌性膣炎などがないかをチェックします。細菌性膣炎の場合は抗生剤で治療します。女性ホルモンの減少が原因で膣内が乾燥し、免疫力が低下して萎縮性膣炎が生じている場合は、女性ホルモンを膣内に投与して治療します。

 あとは普段の生活のなかでの注意ですね。シャワートイレやお風呂のシャワーで膣内を洗う方もいますが、膣内は原則、洗わないこと。洗うことで正常な細菌叢が流され、膣内のバランスが崩れてしまうからです。

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