芸能

乙武氏の妻 謝罪コメントは「反対されたが私の希望で出した」

乙武氏妻の謝罪コメントは自らの意志

 乙武洋匡氏(39才)の不倫騒動に対し、妻の仁美さん(37才)は、「自分にも責任の一端がある」と謝罪コメントを発表した。このコメントについて、賛否両論を巻き起こしているが、仁美さんの真意はどこにあったのだろうか。女性セブンは仁美さんを直撃した。

 報道が過熱する3月下旬、デニムにカーキ色のダウンジャケットを羽織った仁美さんが1才の娘をベビーカーに乗せ、自宅マンションから出てきた。女性セブン記者の問いかけにビクッと顔をしかめた仁美さんは、「何もお話しすることはできません…」と頑なだったが、記者が食い下がるとそっと立ち止まり、ゆっくりと言葉を選びながら、声を絞り出すように話を始めた。以下が一問一答だ。

──乙武さんの不倫報道がありましたが。
「…正直、はらわたが煮え繰り返る気持ちでした。厳しく問い詰めて、本気で怒りました」

──今の乙武さんの様子は。
「猛省してしょんぼりしています。それだけのことをやったのだから、猛省するのは当然だと思います」

──報道前からお相手の女性のことは知っていた?
「…はい。夫から打ち明けられていました。悲しい気持ちになったし、彼を叱り飛ばしました。でも、私にとっても結婚生活がどうだったかを振り返り、葛藤はありましたが、家族としてもう一度、共に歩み、彼を支えていくことにしました」

──夫婦で話し合いをしたと。
「まあ…そうですね。最初は家から放り出してしまおうかと考えましたが、ふたりで膝を突き合わせてしっかり話し合い、子供3人(8才、5才、1才)のためにもう一度、夫婦で手を取り合っていこうと決意しました」

──なぜ、奥さんまで謝罪したのですか?
「いや、こんな事態になったことは妻である私にも責任の一端があると感じていて…、やむにやまれない気持ちでコメントを出しました」

──「責任の一端」とは?
「あの、そうですね。乙武は持って生まれた宿命を受け入れ、彼にしかできないことをやろうとしてきた人です。私は日常生活に困難を抱える彼と生活する大変さをわかって結婚したつもりでしたが、子供を育てる中で、手足のない体をぞんざいに扱ってしまった(※注)ことで、彼がとても屈辱的な思いをしたこともあったと思います」

(※注)子供が生まれて以降子育てが大変になり、「夫の服のボタンを外す」という介助ひとつにしても、かつては丁寧にできていたが、少しぞんざいになってしまったという。

──奥さんの謝罪に世間の反発も大きい。
「…たしかに私がお詫びすることに違和感があるかもしれません。私たち夫婦のことは、なかなか理解されないこともわかっています。でも、これから夫婦で手を取り合っていくのに、私にも責任があるとはっきり言っておきたかったんです。でも…妻が謝罪したら、普通じゃないからだめなんでしょうか」

──乙武さんや他の誰かに言わされたわけではない。
「ええ。実は周りには反対されたのですが、私の希望でコメントを出しました。夫は子供に温かい接し方をしてくれています。本当にいい父親だと思います。だから家族としてもう一度、やり直したいんです。報道は本当に残念ですけど、夫婦の間ではもう解決した話ですので、そっとしておいてほしいです」

 それだけ話し終えると、仁美さんは記者の目を見て深く頭を下げ、自宅に入った。

※女性セブン2016年4月14日号

関連記事

トピックス

秋篠宮さまと紀子さま、英国王戴冠式で垣間見られた“不協和音” 悠仁さまの教育方針でも意見の食い違い
秋篠宮さまと紀子さま、英国王戴冠式で垣間見られた“不協和音” 悠仁さまの教育方針でも意見の食い違い
女性セブン
御成婚30年を迎えるおふたり(写真/共同通信社)
御成婚30年の天皇皇后両陛下 喜びや悲しみを分かち合ってきた「愛と絆の歩み」
週刊ポスト
リナ・ローズ氏と高級スクール
「トラブルで辞める人多数」元保護者が激白する麻布の高級スクールへの違和感 本部あるビバリーヒルズ住所を調べた結果
NEWSポストセブン
逮捕されたガーシー容疑者(写真/共同通信社)
【青Tシャツで逮捕】ガーシー容疑者、逮捕を誰より心配していた”オカンへの愛“と深い親子関係「産んでくれておおきに!」
NEWSポストセブン
「三振の求め方」は異なると江川卓は語る
【江夏豊×江川卓対談】剛腕で鳴らした2人が貫いた美学「江川は空振り、俺は見逃しで三振を取りたい」
週刊ポスト
ファンに向けて「無事」を讃えていたガーシー容疑者
《逮捕へ》ガーシー容疑者がオンラインサロン停止直前に会員に語っていた「壮大な夢」
NEWSポストセブン
「抑え捕手」を任せるには物足りない成績に(巨人・小林誠司)
巨人・小林誠司“3番手捕手”に陥落の危機 「出場時の防御率6.94」でリード面の不安も指摘
NEWSポストセブン
羽生
羽生結弦、あふれる地元愛 仙台市内のマンション最上階2部屋を2億円で購入 父の退職を機に家族で転居
女性セブン
2017年「侍ジャパン」の新ユニフォームを披露した筒香(時事通信フォト)
《元侍ジャパン主砲》筒香嘉智、現在の姿に衝撃走る かつては「牛のように食べる子供だった」男が激痩せする理由
NEWSポストセブン
猿之助の両親の死因は向精神薬の摂取による中毒死とされている
市川猿之助が“遺書”で宛てた付き人兼俳優 騒動後も平然と明治座に現れる姿に「恐ろしく精神の強い人」の声
女性セブン
京香の愛犬を散歩させる長谷川博己
長谷川博己、体調不良で降板の鈴木京香の自宅に通う日々“ほぼ同棲状態”で京香の愛犬を散歩する姿も
女性セブン
2010年、外国人記者クラブで会見するリナ氏。当時はプラダジャパンで部長を務めていた(写真/AFP=時事)
「ピンクの猫好きプリンセス」返金トラブルの高級スクール創立者、家賃滞納の裏で「ビバリーヒルズ移転」「16歳の息子に代表交代」
NEWSポストセブン