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植松晃士氏「大人の女性が手本にすべきは吉永小百合」

 世のオバさま方が美しく健康に生きていくために、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイス! 今回は、この春のファッションに関するお話です。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう。3月も後半に入り、桜色に染まった街に心も弾みます。 明るい色の洋服を選びたくなる季節ですね。今回は、この春のトレンドについてお話しします。

 プリントはもちろん、おすすめはシャープで知的な印象を与えるストライプや、大柄の格子柄。そして無地。シャツやブラウスなど、襟の付いたアイテムで、襟元に立体感を出すと、顔が明るく見えます。

 なかでもコットンのぱりっとしたシャツは、大人としての安定感が感じられて素敵ですが、くれぐれもアイロンがけをお忘れなく。顔のすぐ下にしわはいりませんよ。

 それさえ気をつけたら、胸元がVに開くと顔の輪郭がすっきり見えるし、1枚で簡単に様になるのも嬉しいですね。

 トレンドカラーはブルーとピンク。白ベースのストライプの他、サックスブルーやピンクのブラウスもきれい。

 参考までに申し上げると、さまざまな大人の事情で、表情が曇りがちなかたに断然、おすすめしたいのがピンク。顔のトーンが格段に明るく見えるし、肌つやもよく見えます。そして何より、ピンクを着ているという高揚感が、女性を美しく見せます。

 最近、ちょっと太ったかたにはサックスブルーがいいですね。知的で涼やかな印象になります。

 全般的に言えば、大人の女性がお手本にしていただきたいのが吉永小百合さん。ネットで吉永さんの画像を検索してみたのですが、ピンクやサックスブルー、ラベンダーなど、パステルカラーをよくお召しになっています。

 シンプルなデザインのアイテムを、パステルカラー×白の組み合わせで、さらっと着こなし、肌の露出は極力抑えているのもポイントですね。

 吉永さんの優雅で優しく気品のある雰囲気は、もちろんご自身の内面からあふれ出てくるものだと思いますが、パステルカラーの持つフェミニンなイメージが、より際立てています。

 もしパステルが苦手なら、ちょっとくすませたピンクベージュはいかが? ピンクとひと口にいっても、ラベンダーから珊瑚色のようにオレンジがかったピンクまであるので、絶対にお似合いの色が見つかるはずです。

 そしてもう1つ、女優さんテイストを取り入れる方法があります。それはバッグ。吉永さんが大きなショルダーバッグを肩からかけている姿って、想像しにくいでしょう? 小さなバッグは、それだけで優雅なスタイルを作ってくれます。

 実際、ここ数年はフェンディやディオール、バレンシアガなどのスーパーブランドが“マイクロミニ”と称したバッグを発表しています。とはいえパーティー用ならともかく、私たちが日常的に使うとなると、入らなくては困るものがあります。お財布やハンカチーフ、保険証にリーディンググラス。

 これらが収納できて、できるだけ小さなサイズ。そのポイントとなるのがマチの幅です。一見、小ぶりに見えてもマチが大きいと、かなり入るものですよ。

 デザインは、バッグ上部に持ち手が1つか2つついた、ハンドバッグタイプがいいですね。いつものショルダーを、お出かけバッグに持ち替えるだけで、充分、レディーな気分が味わえます。お願いだから、いつでもどこでもエコバッグはやめましょうね。

 オバさん、万歳!

※女性セブン2016年4月14日号

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