5年前に3歳年下の会社員と結婚した千葉県在住のOL・B美(38)は結婚直後からセックスレスだった。

「私はすぐ子供がほしかったのに夫が乗り気でないことに腹が立ち、求められても『避妊するならしたくない』と拒んでいました。すると夫婦関係が気まずくなり、結婚2年目に彼が仕事先の若い女の子とデキたことが分かりました」

 何よりショックだったのは夫と浮気女性が一緒に写った写真だったという。

「彼は私には見せたことのない満面の笑顔で写っていました。『子供をほしがらなくても、ちゃんと夫とすれば良かった』『私にも責任があるんだ』と後悔しました。彼ともう一度夫婦関係を作り直したい気持ちでいっぱいです」(B美)

 だが世の中、夫の浮気を機に「改心」する妻ばかりではない。

「夫に浮気された女性で最も多いのは、『気持ちは許さないけど、生活のために許す』というパターン。夫の経済力に頼らざるを得ず、生きるために渋々許すわけです。それでも心では納得しておらず、ネチネチと愚痴を重ねて、結局夫婦関係が破綻するケースが結構ある」(二松氏)

 夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏は「『許せる妻』にも注意すべき」と言う。

「どちらかというとプライドの高い妻のほうが夫の浮気を認めます。このタイプは世間体もあって離婚はしないけど、『夫に一生をかけて浮気を反省させる』と決意する妻が多く、浮気を許された夫は決して手放しで喜べません」

※週刊ポスト2016年4月15日号

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