• TOP
  • ライフ
  • 難病のALSを対象に肝細胞増殖因子を投与する治験開始

ライフ

2016.07.02 16:00  週刊ポスト

難病のALSを対象に肝細胞増殖因子を投与する治験開始

 今回は東北大学と大阪大学の2施設で、各24人ずつに対して実施する。エントリー対象となるのは、発症から2年半以内のALS重症度分類が1、または2など様々な条件に合致する20~70歳の患者だ。

 エントリー後12週間経過観察して、症状の進行状況を確認し、症状が進行している患者が治験の対象となる。初めに脊髄に製剤を安全に投与するために、髄腔(ずいくう)内カテーテルがついた皮下ポートを埋め込む手術を行なう。

 設置終了後、24週間HGFを反復投与する。24人のうち、16人に対しては実薬を投与し、残り8人にはプラセボ(偽薬)を投与する二重盲検試験で実施される。

「エントリーをされた3分の2の患者が、実際に組み換えHGFタンパク製剤を投与されることになります。この治験は、24週間で症状の進行がどの程度抑制されたかを、プラセボの症例と比較して効果を検証していきます。24週終了後は、希望に応じてすべての患者に、さらに24週間、実薬の投与を受けていただくことも可能です」(青木教授)

 この治験に参加希望の場合は、東北大学か大阪大学の神経内科HPから申込書をダウンロードし、主治医から申請してもらうことが必須条件となっている。

■取材・構成/岩城レイ子

※週刊ポスト2016年7月8日号

関連記事

トピックス