ライフ

免許返納したくない81才男性 原因はお気に入りの74才女性

 高齢化が進む日本社会。元気なお年寄りも増えているが、お年寄りであるがゆえの厄介なことも多い。東京都の専業主婦Kさん(76才)は、最近感情の起伏が激しい夫に困っているという。

 * * *
 これも年のせいなのかしら。夫(79才)は強気でゴリ押しするかと思えば、次の瞬間、急にイジケだすんです。

 この間もそう。自分がしまい忘れた腕時計を、「お前がどこかに置いて忘れたんだ」と言い張ります。しつこいのなんの。「あんないい時計はそうないぞ」と、口を開けば時計のこと。こっちだって意地でも捜し出し、「パパ、これは何? パパの目は節穴?」と言い返したくもなりますって。

 そうしたら、「ああ、どうせオレなんか、いなくなればいいんだろ。死ねばいいと思ってるんだろ」と半泣きするんですよ。面倒くさくなって、「そうね。死んだら?」と言ったら、飛びかかってきました。

 70過ぎて殴り合いのけんかをしている夫婦って、いますかね。

 * * *
 一方、山梨県で農業を営むTさん(80才)の夫は、妙なところで強情になっているというのだが…。Tさんが告白する。

 * * *
 車の免許を交番で返納できるようになったでしょ? その話が出るたび、夫(81才)は「オレが運転しなかったらみんな困る」と譲らないの。

 確かに数年前までは、未亡人ばかりの過疎の村で、夫の車は重宝されたのよ。でもトラックと接触事故を起こしてから慎重になって、車を動かすのは昼の数時間。

 腹が立つのは、それなのにご近所のお気に入りのK子さん(74才)の頼みだと、無理をして車を出すの。この間は、鼻歌を歌っているからおかしいと思ったら、K子さんとドライブをしていたんだから。

 問い詰めても、「なんの話だ?」と、おとぼけだか、本気のボケかわかんない。

※女性セブン2016年7月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン