国内

刺青彫り師に弟子入りした植松容疑者 皆殺しを口にして破門

刺青彫り師に弟子入りしていた(Twitterより)

 7月26日未明、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」をたった1人で襲い、死者19人、重軽傷者26人(7月28日現在)を数える大量殺戮事件を起こした植松聖容疑者(26)。

 昨年1月、ツイッターで植松は背中一面の刺青の写真を掲載し、〈会社にバレました。笑顔で乗り切ろうと思います〉とツイート。それから5か月後の昨年6月には〈副業を始める〉と宣言した。

 友人によれば、副業とは、植松が尊敬する彫り師に弟子入りし、本格的に彫り師修業を始めたことを指すという。同時期、相模原市内のクラブで深夜、朦朧(もうろう)とした様子の植松の姿が度々目撃されている。

「学生時代からクラブで合法ドラッグにハマっていた。“大麻を解禁するべきだ。大麻が世界を救う”と話す一方で、“革命を起こす”や“外国人観光客に日本が乗っ取られる”“フリーメイソンが世界を支配する”なんてことも語っていた」(遊び仲間)

 この頃、父親と同じ小学校教員の夢に代わって、彫り師になることが植松の人生の目標になっていたという。

 だが、植松が尊敬していた彫り師との師弟関係は昨年末頃、突然断たれてしまう。「空白の4か月」と重なる時期だ。植松が憧れた彫り師の友人が話す。

「師匠だった彫り師が植松を“破門”にしたんです。言動がおかしく、会話もままならない状態だった。とくに“障害者を皆殺しにすべきです”と告白したことに彫り師は怒ったようです。ドラッグの使用が濃厚だったため、彼は植松との関係を断ち切った」

 植松の背中の刺青が“スジ彫り(色の入っていない状態)”で放置されているのはそのためだという。

※週刊ポスト2016年8月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン