中川晃教と加藤和樹が出演するミュージカル『フランケンシュタイン』(公式HPより)


 日本でただひとりの歌声を持つといわれるのが中川晃教(33才)。ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(東京・シアタークリエ)の千秋楽を迎えたばかり。

「ぼくは小学1年生の時に、母に連れられて帝国劇場の『ミス・サイゴン』を観劇したのがミュージカルを初めて意識した経験。いまは音楽とミュージカルがいい影響を与え合っています。今年でデビュー15年。伝説のミュージカルでもある『ジャージー・ボーイズ』は、まさに演劇と音楽との融合。そんなミュージカルの集大成のような作品に出られたことは、とても嬉しく思っています」

【中川晃教(なかがわ・あきのり)】
1982年11月5日生まれ 宮城県出身。2001年8月自身が作詞作曲した曲『I Will Get Your Kiss』でデビューし、第34回日本有線大賞新人賞を受賞。2002年第57回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第10回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞。以後、音楽活動と並行して数々のミュージカルに出演し、2016年11月11~27日までミュージカル『マーダーバラッド』(天王洲・銀河劇場)に出演。

 最後は、本格派海外ミュージカルにも挑戦。注目度は急上中の加藤和樹(31才)。

「2017年1月に予定しているミュージカル『フランケンシュタイン』は韓国がオリジナルということもあり、現地でボイストレーニングもしました。高音の出し方が日本とは違い、とてもいい勉強になりました。今年は帝国劇場座長の経験もさせていただきましたが、共演者と向き合い、人となりを理解しながら作品に取り組むことを心がけました。仕事の息抜きは食べること。特にレバーやローストビーフ! 生肉は喉にいいんですよ。ぜひ皆さんも歌った後には生肉をお勧めします(笑い)」

■ミュージカル『フランケンシュタイン』
 2017年1月8~29日に日生劇場(東京・日比谷)、他、地方公演あり。韓国でロングラン大ヒットを記録した超大型ミュージカルで主演のビクター・フランケンシュタインとジャックの2役を中川が、キーマンになるアンリ・デュプレ役と怪物役2役を加藤が演じる。

【加藤和樹(かとう・かずき)】
1984年10月7日生まれ。愛知県出身。2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月CDデビュー。2009年からは韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京、韓国など海外にも活動の場を広げる。2013年ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』出演以来、歌手・俳優・声優として各界で注目を浴び始め、今年『1798-バスティーユの恋人たち-』にて初の主演を務めた。

※女性セブン2016年8月18・25日号

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