16才でデビューしてから天才の名を欲しいままに、トップを走り続けてきた。実人生でも、結婚、出産を経験し、実りと苦労を自分のものにしている。子どもたちの手が離れた40代からは、友人たちとの新しい体験や旅を楽しむ時間も増え、充実に拍車がかかっているようだ。
「演じることはお仕事。もちろん、女優だから多少大変なこともありますけれど、これからも、きちんと普通に生きていきたいと思います。私たちの仕事って、人間が出ると思うのですね。いろんな役をやるときには、やっぱり知識も必要になる。そのためにも、ちゃんと普通に生きて、普通に考えて、普通に感じていたい。昔の女優さんじゃないのだから、そうして、役を演じる方が絶対プラスだと思っています」
大竹さんは、「これから、(故・中村)勘三郎さんと一緒に踊った神楽坂の阿波踊りに行くの」と、席を立った。
撮影/楠聖子
※女性セブン2016年9月8日号