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2016.10.20 15:59  週刊ポスト

不倫だけど不倫じゃない 複数恋愛歓迎「ポリアモリー」女性

「寝取られ願望って言うんですかね、彼氏が私以外の女性とセックスしている事実に興奮するんです」

 あっけらかんと語るのは30代半ばの、菅野美穂似の女性、マリさん(仮名)だ。マリさんには付き合って3年になる男性がいるのだが、彼は時々マリさん以外の女性と情事に及ぶ。

 しかし、マリさんは怒るどころか大歓迎。どんな女性とどこでどういうセックスをしたのかを、根掘り葉掘り聞くというのだ。そして、マリさんにも、体の関係がある男性が彼以外にもいる。

「大好きな彼が私以外の女性に勃起してるって、すごく刺激的じゃないですか。その話を聞きながら私たちもセックスしますが、彼の乳首をカリカリ噛みながら、『こんなことされたの?』と聞いたら、そのあと目隠しをして顔面騎乗位をしたよ、なんて言うの。その日はすごい濡れちゃって盛り上がりましたね」(マリさん)

 彼女が自分の性癖に気付いたのは大学生の頃。当時交際していた男性の部屋に泊まった日に“開眼”した。

「夜中目を覚ましたら彼がコタツの向こうでAVを見ながらひとりエッチに励んでいて、その姿にすごく興奮したのがきっかけ。大切な人が自分以外の女性に興奮していることに、すごく興味を持ったんです」(同前)

 いま、こうした、欲求に逆らわず複数のパートナーを持つ女性が増えている。彼女たちの嗜好は「複数恋愛」という意味を持つ「ポリアモリー」と呼称される。1990年代にギリシャ語の複数(POLY)とラテン語の愛(AMOR)を混ぜて作られた造語だが、近年これを実践する女性が増えているという。

 恋愛評論家の島田佳奈氏はこう解説する。

「ポリアモリーの定義は1つではないと思いますが、一般的には、同時に複数のパートナーと、深く信頼し合って、精神的もしくは肉体的に親密な関係を構築することを指します」

 1人の女性が自然な欲求のままに複数の彼氏との関係を持つ。その彼氏たちにも複数の恋人がいて、しかも全員が合意している。

「単なるスワッピング集団とは違います。どうしても同時に複数の人を好きになってしまい、そのことに深く悩んでいる人は実際にいます。そうした人たちがポリアモリーという考え方を知ることで救われるという側面もあるのです」(島田氏)

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