「フジテレビでは人気重視の“選抜”です。特に年始めの1月は人気ナンバー1の女子アナを起用します。実際に2016年のカレンダーでは、今年4月に退社したカトパンが1月を務めています」(同前)
今年、“局の顔”という栄誉に輝いたのは『みんなのニュース』でショーパンとともにキャスターを務める椿原慶子アナ(31)だ。
ミタパンやヤマザキパンなどアイドルアナがあふれるフジで、アイドルアナの称号である「パン」もつかない椿原アナは少々地味な気もするが……。
「カトパンと同期の椿原アナは、これまで陰に隠れて目立たない存在でした。しかし、“報道畑”の彼女は数々の現場を踏んでおり、実力はピカ一。キャスターとしての安定感と的確なレポート力で上層部の評価も高いんです」(同前)
椿原アナ抜擢の理由をフジテレビ幹部が解説する。
「カレンダーの主な購買層はサラリーマン。製作にあたっては、その購買層を強く意識している。そのためサラリーマンが頻繁に見る報道・情報系の番組の女子アナが重要視される」
椿原アナの“出世”に対して、ショーパンのカレンダー落選。
「局内では椿原アナは“ショーパン超え”を果たしたなんて声も囁かれています」(前出・フジ局員)
だが取材を進めていくと、ショーパンの落選には意外な理由があった。
「ショーパンはリオ五輪取材のため、夏休みを例年とズラした。その夏休みとカレンダーの撮影時期が被ったため、カレンダーから外れたようです。ショーパンがまさかの選外となり、同期の大島由香里アナ(32)もメンバーから外れた。フジでは同期入社の場合、1人が入って1人が外れるということはまずありません」(同前)
※週刊ポスト2016年12月2日号