• TOP
  • 国内
  • メタノール飲ませ夫殺した妻 除草剤入り歯磨きも準備してた

国内

2016.11.28 16:00  週刊ポスト

メタノール飲ませ夫殺した妻 除草剤入り歯磨きも準備してた

メタノール混入死事件のその裏側

「まさか死ぬとは思わなかった。悪酔いすればいいと思っていた」

 兵庫県西宮市で今年3月に起きたメタノール混入死事件の裁判(11月9日)で、大川房子被告(48)はこう主張した。

 起訴状によると大川被告は、紙パック入りのワインや日本酒に燃料用アルコール(メタノール)を混ぜ、夫(59)に飲ませていた。3月6日、夫は神戸市で実姉と会っている時に倒れ、同10日に急性メタノール中毒による多臓器不全で死亡した。

 メタノールはアルコール類のなかでも毒性が強く、多量摂取は失明や死をもたらす。今回の事件で夫が飲まされたのは、コーヒーサイフォンのアルコールランプ用燃料で、被告が昔から使っていたものだった。

 大川被告は1999年に前の夫と離婚し、2012年12月に再婚。しかし、結婚生活は半年後には綻びを見せ始める。

 公判で検察側は、2013年7月に大川被告から夫に手渡された“要望書”を証拠書類として読み上げた。そこでは結婚して初めての旅行を前に夫が風俗に行ったことを非難し、生活費として渡される額が7万円では少ないと主張する内容が綴られていた。以降、夫婦仲は冷え込んでいったとされる。

 2日間に及んだ審理では、被告が昨年6月からつけ始めた日記も証拠として公になり、背筋が凍るような記述が明らかになった。

〈一刻も早く死んでくれたらと願う〉(2015年6月14日)、〈この結婚は失敗だったと後悔している。早く死んでくれ〉(同7月5日)、〈今日はとても寒いからそのまま凍死でもしてくれればいいのに〉(同12月29日)といった文言が並び、今年1月に夫が離婚調停を申請した頃からは、〈本当に嫌だ。殺したいほど憎い〉(2016年1月3日)と“殺意”とも取れる記述が増えていく。

 そして2月に入ると、内容はより具体的になる。

関連記事

トピックス