「1994年から2008年までの15年間、ジャニーズはSMAPとTOKIOの“2枠”でほぼ固定されたんです。この間はCDが最も売れた時代で、多くのアーティストがミリオンを連発していたので、他の事務所との兼ね合いで3枠以上をとることが難しかった。人気絶頂なのに紅白に出られないキンキのために用意されたのが、1998年から毎年東京ドームで行われる大晦日ライブ。ファンにとってもそれが恒例行事になり、“縛り”がなくなった後も“自分たちにはカウントダウンライブがあるから”と紅白出場に意欲を示さなかった」(前出・記者)
過去に1度だけ、KinKi Kidsに紅白に出ないかという打診があったという。
「2001年8月に稲垣吾郎(42才)が道路交通法違反で逮捕され、SMAPはこの年の紅白を辞退しました。この時、オファーを受けたキンキは、『ぼくらはデビュー前、紅白の舞台でSMAPの後ろで踊っていた。尊敬する先輩の不祥事の代打で、ぼくたちが出るわけにはいかない』と出場を固辞したんです」(前出・記者)
そのSMAPが解散する年にKinKi Kids初出場とは、因縁を感じる。一方、最後の最後まで本当にわからないのが、SMAPの出演だ。
「今年の目玉はSMAPの出演以外にありえません。現時点では昨年から3組減らしているので、まだ充分にSMAPの出演余地はあります。もし生出演が難しくても、番組内にSMAPの特集コーナーを設けて、23年の歴史を振り返る総集編VTRを流すなど、何らかのかたちでSMAPの功績を紹介するはずです」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2016年12月15日号