「非常袋はリュックサックのように背負って両手があくものがいいですね。置いておく場所が重要で、居間や寝室に置いては普段の生活の邪魔になるので、いつの間にか押し入れなどの奥にしまってしまいがち。この男性のように、なるべく玄関近くの目につく場所に置いておくべきです」
入れておくものは「安全に避難場所にたどり着き、一定期間過ごせるもの」を基準に考えるべきだという。
「メガネやコンタクトなど、個人的に必要なものは真っ先に用意しておく。持病のある人は薬も欠かせません。市販の非常袋セットもありますが、“自分には何が必要か”を考えて準備しましょう。
水や食料、常備薬など、期限のあるものは年に2回、春と秋に点検して新しいものと入れ替える。春と秋というのは、暑い時期と寒い時期では使うものが少し違うからです。例えば秋なら、冬用の暖かい靴下やカイロを足しておくなどの工夫が必要です」(和田さん)
【必携! 避難袋内容チェックリスト】
□飲料水
(500mlのペットボトル2本)
□非常食
(菓子類・ゼリー状の食品)
□医薬品
(消毒薬、三角巾、マスク、
□胃腸薬、解熱薬など)
□簡易食器セット
(家族分・プラスチック製)
□衣類(防寒具)
□アイマスク
□耳栓
□懐中電灯、電池
(手巻き式がよい)
□携帯ラジオ
(手巻き式、携帯充電器との一体型がよい)
□現金
(数千円~2万円程度の1000円札、10円玉など硬貨も)
□ローソク
□マッチ
□ライター
□ロープ
□ビニールシート
□雨具(雨ガッパ)
□ナイフ
□はさみ
□タオル(大小)
□洗面道具
□ウエットティッシュ
□ビニール袋
(大小3~4枚)
□筆記具
(油性マジック、ボールペン)
□おくすり手帳
□ヘルメット、
□防災ずきんなど
※女性セブン2016年12月15日号