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2017.01.05 16:00  SAPIO

DMM.com亀山会長 露天商から年商2000億円の経営術

──「亀チョク」でアフリカ進出を目指すDMM.Africaという事業も進めているそうですね。

「手を上げた社員にアフリカ行きのチケットと100万円をわたして、なんでもいいから稼げそうなビジネスを探してこい、と。はじめに渡航したのは、10人くらい。日本人なんて来ないから珍しがられて、大統領にまで会ったヤツもいるんですよ。

 いまはルワンダとザンビアで、電子マネーのビジネスとアプリを使った農業支援事業が進んでいます。2017年から本格的にスタートできそうです。5年後くらいに芽が出れば、いまの業種がダメになってもアフリカに移り住めばいいから(笑)」

 亀山は会長になったいまも2、3年に一度、1か月ほどの休暇を取ってバックパッカーとして海外を放浪する。南米大陸、インド、アフリカ大陸、内戦中のボスニアでは軍に拘束された経験もある。DMM.Africaもアフリカの勢いを肌で感じたから、生まれたアイディアである。

──中国ではなかったんですね。

「国や地域はどこでもよかったんですが、なるべく人が行かないところに行った方が面白いですからね」

 DMM.Africaにはアフリカ人だけでなく、アメリカ人やフランス人、中国人も携わる。よく宗教や国際問題で言い争っているという。でも、それが面白い、と亀山は続ける。

「日本は多様化しにくい社会だと思う。だったら会社のなかが多様化していけばいい。外国人だけじゃなくて、ゲイなどLGBTの人も含めていろんな人を会社に入れて『ああだ』『こうだ』とやっていきたい。いろんな価値観や考え方のなかから、面白いもの、新しいものが生まれてくれば、と」

 これからDMM.comがどんな事業を展開するのか、まったく予想がつかない。それは、そうだ。次の行動がバレたらゲリラはやっていられない。だからDMM.comは面白いのだ。

【PROFILE】19歳で露天商に師事し、様々な地域でアクセサリー販売を手掛ける。その後、24歳の時に家族が経営する飲食店を手伝って欲しいと請われ石川に帰郷。雀荘やバーなどの経営を経て、1980年代後半レンタルビデオ店を開業。その後、卸売を通さないDVDの販売ルートの確保や、販売時点情報管理(POS)の開発/無料配布により事業を拡大。インターネット黎明期であった1998年には他社に先駆けてネット配信事業(現DMM.com)を開始し、動画配信、通販、レンタル、オンラインゲーム、英会話、FX、ソーラーパネル、3Dプリンターと多岐にわたり事業を手がけ現在に至る。

※SAPIO2017年2月号

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