この神ってるポーズは、最終チェックの牛肉でも見られた。自称“お肉博士の”GACKTは、肉の中でも松坂牛が一番好きで「究極の肉と言っていい」と言いながら、顔がB方向にわずかに動いた。選んだのはおそらくB。中山美穂がAを選ぶと、すかさず神ってるポーズが出る。

 正解はB。GACKTもB。やはり迷いなしだ。

 さてチェック2。総額28億円の三重奏に挑んだ掘江を、にこやかに笑顔で送り出す。しかし、音色を聞いている掘江の困った顔をモニターで見た途端、GACKTは眉間にシワを寄せた。そして「ひっかかりますよ。これダメですよ」と身体をのけぞらせると、顔を上げたまま、右手で頭の後ろを抱えたのだ。

 悪夢が再び襲ってくるかも…。一流芸能人から落ちた前回の光景が思い出され、受けるだろう心理的ダメージから、無意識のうちに頭を守ろうとしたのだろう。同時に、自分がこの場を支配したいという欲求が心の中で大きくなったのだ。

 予想通り、掘江は音色にひっかかった。「掘江~」と叫び、“俺の縄張りで何やってんだ!”とばかりに両足を大きく開くと、前かがみで顔を上げ、両膝の上に手を置き、肘を張って身体を支えた。

 この姿勢、うなだれていれば落ち込んでいるが、顔を上げていれば相手にうんざりしているというメッセージ。案の定、掘江が席に戻ると、GACKTの上半身は掘江から離れていく。掘江への信用度がどんどん低下していくのが目に見えて面白い。

 盆栽チェックも選んだのは掘江。GACKTも前に身を乗り出してじっと見る。和田アキ子がAを選ぶと、頬をプッと膨らませた。これはその意見に反対という仕草。ウェンツがBを選ぶと、腕を組み、眉間にシワ寄せて口元を結んだまま動かない。しかし前田吟がAを選んだ時は、わずかに首を傾げた。これら仕草を手がかりにすると、選んだのはBだ。

 掘江はというと、眼光鋭いGACKTの目にビビリながらもBを選択。GACKTに動きはない。だが浜田に「意見は同じ?」と聞かれると、「う~ん」と前かがみになって口元を歪めたが、顔は上げたまま。わずかな迷いがあったのだろうが、「1億出すなら選ぶのはB」と座り直して、軽くうなずいた。

 正解発表の時は、目をつむり、左の人差し指を伸ばしてあごにあて、その指を小刻みに動かした。確信が持てなかったのだろう。昨年の格付けチェックでは、派手に貧乏ゆすりをしていたシーンもあった。

 しかしどんな仕草や身振りでも、GACKTは自信たっぷりクールに見える。その理由は、顔や印象に加え、どんなポーズでも顔を上げ、ほとんどの仕草で指先が上に向き伸びているからだ。自信がないと人は顔を上げず、精神的パワーがないと指は隠れるか、力なく下を向く。

 盆栽の正解はB。「ヨッシャー!」の掛け声が一段と大きく響き、ガッツポーズにも力が入ったが、終わった途端、「胃がキリキリ」とぼやいたGACKT。

 結果48連勝と個人記録を積み重ねたが、それだけプレッシャーも大きくなる。次回の彼のリアクションが、ますます楽しみになった。

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