◆悠仁さま、将来孤独?
現在、女性皇族は14名、そのなかに未婚の皇族女子が7名おられます。東宮(皇太子)家の敬宮愛子内親王(15)をはじめ、秋篠宮家の長女・真子内親王(25)と次女・佳子内親王(22)、三笠宮家の長女・彬子女王(35)と次女・瑶子女王(33)、高円宮家の長女・承子女王(30)と三女・絢子女王(26)の7名です。
いずれも10年くらいの間にご結婚される可能性があります。しかし、現行の皇室典範に「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」(第12条)とありますので、一般男性と結婚すれば皇室を離れてしまわれます。
天皇陛下の姉である池田厚子さんは伊勢神宮の祭主を担って来られましたが、高齢のため姪の黒田清子さんが臨時祭主を務めたこともあります。これは皇室との繋がりを持てた特殊なケースです。このような元皇女も、法的には一般国民ですから、皇族としての公務を分担することができません。
このままですと、皇位継承順位1位の皇太子殿下、2位の秋篠宮殿下、3位の悠仁親王の三方までは、皇位を継承できます。しかし、その間に真子内親王も佳子内親王も一般人と結婚して皇室を出られたら、弟の悠仁親王は皇太子から天皇になられても、そのころ、お一人だけ皇室に取り残されることになりかねません。
それを避けるためには、まず皇族女子が結婚の後も皇室に留まり公務を分担できるように皇室典範を改正しなければなりません。