かといって、長時間の演芸番組やバラエティーは、箸が転がっても怒り出すアラカン世代には、笑うどころか、頬っぺたが引きつるばかり。
特に若手から中堅どころの芸人の、楽屋話、なれ合いエピソードが出たとたん、問答無用。「芸人なら芸で勝負せい!」とカッとしたところに、安易なかぶりものをされた日には…。
ああ、言い出したら止まらないわ。『大食い世界一決定戦』(テレビ東京)って、どう考えても体に悪いに決まっている大食いをさせて、何が面白いの! 人権委員会とやらはなぜ黙っている!
そんなんなら、テレビショッピングの「あと10分で締め切ります」で、受話器を前に買うか、やめるか、じりじりと独り相撲をしていたほうがずっと体にいいって。
と、私らおばちゃんがあらん限りの罵りをしているうちがテレビ局も華。「テレビ? ほとんど見ないからわかんない。大晦日はゲーム三昧」とテレビを見捨てた50~60代が私の周囲にも増えているからね。
※女性セブン2017年1月26日号