新しい財布を購入するなら、2月の初午が一年を通してベストな日です。午は、勢いよく駆け上がるというイメージがあるのに加えて、十二支の中で最も陽の力が強い干支です。今年の2月の初午の日は2月12日です。
初午の起こりは、京都の伏見稲荷大社。五穀豊穣を司る神様が降臨された日が初午でした。現在でも伏見稲荷には、たくさんの人が初午の日に参拝します。
日本各地の稲荷神社では、初午の日に油揚げをお供えするところもあります。神の使いである狐の好物が油揚げだったからです。初午の日は、財布を購入するのに加えて、稲荷神社をお参りし、稲荷寿司をいただくのも開運につながります。
そして、初午の日に財布を買ったら、すぐに使い始めるのではなく、できれば庚申(かのえさる)の日まで待ちたいもの。陰陽五行では、庚は陽の金、申も陽の金。庚申は「金の気が満ちる」と信仰され、道の辻などに庚申塚が建てられました。今年は初午の次の庚申は4月3日。かなり時間があきますが、その間、新しい財布を大切に保管しておきましょう。
初午以外の日に買った財布も、庚申の日を選んで使い始めるのがおすすめです。今年前半の庚申の日は、2月2日、4月3日、6月2日です。
財布の選び方のポイントは、目にするたびに、自分が満足感を得られるかどうかです。黄色い財布で金運が上がるといわれますが、自分の好みの色であることが第一です。
※女性セブン2017年1月26日号