2009年の現陛下の即位20周年の祝賀行事では、『太陽の国』という組曲をEXILEが披露した。
「新天皇の即位に当たって、新たな元号などをタイトルに取った祝いの楽曲や行進曲が作られるかもしれません。例えば国民的グループの嵐が、歌を披露するシーンもあるかも知れませんね」(皇室ジャーナリスト)
前回の御代がわりでは、即位の礼当日の夜からは、4日間計7回『饗宴の儀』が皇居内の豊明殿で催され、各国からの賓客を筆頭に計約3500人が招待された。
そして、即位礼正殿の儀から10日後、『大嘗祭』が行われた。毎年11月に行われる『新嘗祭』は、新穀を供えて神々をもてなす皇室の重要な儀礼の1つだ。新しい天皇が即位して最初に迎える新嘗祭のことを特別に大嘗祭と呼ぶ。天皇が「悠紀殿」と「主基殿」で自ら新穀を供え、五穀豊穣と国民国家の安寧を祈ることで、神格を得て完全な天皇になるとされている。
そして両陛下が伊勢神宮を訪問され、即位の礼と大嘗祭が無事終了したことを奉告。宮中三殿への奉告を経て、新天皇の即位にまつわる儀式は結びを迎える。
「連日にわたってさまざまな儀式に新たな天皇と皇后は臨まれることになります。その間、愛子さまはご両親の晴れ姿をしっかりと目に焼きつけられることでしょう。ただ、学業優先のスタンスは変わりませんから、いつも通りの学校生活を送られることでしょう。
2019年12月のお誕生日を迎えられても、愛子さまは18才。未成年ですから、即位にまつわる儀式などに登場されることは、基本的には考えられません」(宮内庁関係者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年2月2日号