和田が後輩芸人の”笑い”を助けている側面はあるだろう。しかしパワハラが社会問題化する中で、演出とはいえ和田の行動を不快に感じる視聴者も少なくない。今回だけでなく、1月2日放送の『超人気番組が一挙集結 夢の祭典!番組対抗!ドッキリアワード2017』(TBS系)でも、お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子(32)を大声で怒鳴りつけて泣かせ、「やりすぎだ」という批判の声が上がっていた。
ネットが騒ぎすぎなのか、テレビがやりすぎなのか。一連の騒動は、法律家である岩沙弁護士の目にどう映っているだろうか。
「イジられキャラの芸人さんにしてみれば、無茶な要求がなければ仕事がなくなってしまいますので、嫌がる行為をむしろされたいと思っているかもしれません。また、いろいろ規制をするとエンターテイメントとして魅力が欠けてくるでしょう。もっとも、パワハラは社会問題になっています。テレビの影響力を考えると、たとえ演出としてやっている場合でも嫌がらせととられかねない行為は自重すべきかもしれませんね」
果たして和田は、今後も得意の“パワハラ芸”を続けていくのか。それとも昨今の風潮を考慮してこうした行動を控えていくのか。いずれにせよ、今後も「上司にしたくないタレント」の上位に名を連ねることだけは間違いなさそうである。