「報道番組だけでなく、一昔前ならば情報番組やバラエティー番組、クイズ番組などのアシスタントMCとしての活躍の場もあった女子アナですが、最近ではそうした“枠”もアイドルやタレント、モデルなどに奪われつつあります。とくに厳しい環境に置かれているフリーの女子アナが、アナウンサー以外の分野に活路を見出そうとするのは自然の流れなのではないでしょうか」

 そんななかで、夏目が新たなチャレンジの場として選んだのが女優業なのだろう。

 だが、元女子アナが、女優として成功するのはまれだ。一昨年、元フジテレビの高島彩が『下町ロケット』に出演したことが話題を集めたが、それはあくまで単発での出演に過ぎず、本格的に女優として活躍するケースは決して多くはないのだ。

 女子アナから女優に転身して成功した人物といえば、野際陽子がつとに知られている。野際は大学卒業後にNHKに入局し、約4年間にわたってアナウンサーとして活動。その後、広告代理店勤務やフランスへの留学を経て女優に転身し、ドラマ『キイハンター』などに出演してブレークした。

 また、人気バラエティー番組『オレたちひょうきん族』の初代“ひょうきんアナウンサー”としても活躍した元フジテレビの山村美智(※当時は山村美智子)も、同局を退社後に女優に転身し、舞台を中心に活躍。最近では、同じく元フジの八木亜希子が女優として活動している。

「八木さんの場合、いまだにアナウンサー業も並行してやっていますが、女優としても2001年に出演し、ヒロインを演じた映画『みんなのいえ』では『日本アカデミー賞』の新人賞を受賞するなど、女優としても一定の評価を受けています。最近話題になったNHK大河ドラマ『真田丸』にも出演していましたしね」(同芸能プロ関係者)

 それでは、どんな女子アナが女優として成功する可能性を秘めているのか?

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