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籠池氏証人喚問 左上に目線がいく証言の意味するところ

2017.03.25 16:00

 経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、証人喚問の中継から籠池理事長の心理状態を読む。

 * * *
 学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長の証人喚問が参院・衆院予算委員会で行われた。堂々と腹の据わった受け答えに、いったい何が真実なのか、ますます混迷するばかり。そこで証人喚問での様子から、籠池氏のこの時の心理を分析してみよう。

 この日の籠池氏は、黒っぽいスーツに光沢のあるモスグリーンと黒のネクタイ姿。10日の記者会見で締めていた「俺は強い、お前らなんかに食われないぞ」というアピールともとれる恐竜模様(!)のネクタイではなく、さすがに落ち着いた服装だ。

 部屋に入ってきた籠池氏は、唇が見えなくなるほど口を真一文字にきつく結んでいた。非常に強いストレスを感じていたのだろう。席に座ると唇を指で触って気持ちを落ち着かせたが、すぐに口をすぼめ、口先をふくらませた。これは籠池氏がよく見せる仕草だ。質問への不満や言われたことへの不同意、相手の思惑への反感を表している。

 この仕草は、自民党議員が質問に立った時に多く見られた。安倍昭恵氏から、100万円を寄付されたと公言した籠池氏。それが嘘かどうかはわからないが、自民党議員たちは、籠池氏が偽証していると決めてかかり、その嘘をどうにか暴こうと躍起になっていたからだ。だが、これでは見えるものも見えなくなる。

 参院の証人喚問冒頭、山本一太委員長から100万円を渡された時の状況について聞かれ、籠池氏は言葉につかえ、何度も言い直し、言いよどんだ。封筒の中身を「その金子は」と言おうとして、生唾を飲み込み、目をつぶって頷くと、ようやく言葉を続けた。用意した書面を読み上げるのではなく、自分の言葉で述べる段になり緊張が増したのだろう。籠池氏が一番言葉につかえ、言いよどんだのはこの時だった。最初の質問に対する最初の答えだからこそ、様々な感情や思惑は表れやすい。

 言いよどみや言い直し、言葉の間が多くなるのは嘘の手掛かりとも言われる。100万円の寄付については、顧問弁護士と何度も想定問答してきたはずだ。嘘が見破られるかもという不安が高いと、いくら準備練習してきたとはいえ、うまく話せなくなることが考えられる。

 嘘を見破られることで利害が生じるため、見破られたくないと思ったのか、嘘をついていると疑われていることに不安や不満を持っていたのか? 真実を信じないことと、嘘を信じてしまうことは正反対であるが、この区別は簡単なようで難しい。

 手の挙げ下げの仕方では、籠池氏がそれをどれだけはっきり、自らの事実として覚えていたかがよくわかった。記憶に自信があると、すっと手を挙げ、さっと下ろした。総理秘書との会話について問われた際は、記憶が定かでなかったのか、手を挙げたまま立ち上った。昭恵氏に10万円の講演料をどう渡したかについては、ゆっくり手を挙げ「事実がわからない」と答えた。

 経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、証人喚問の中継から籠池理事長の心理状態を読む。

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 学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長の証人喚問が参院・衆院予算委員会で行われた。堂々と腹の据わった受け答えに、いったい何が真実なのか、ますます混迷するばかり。そこで証人喚問での様子から、籠池氏のこの時の心理を分析してみよう。

 この日の籠池氏は、黒っぽいスーツに光沢のあるモスグリーンと黒のネクタイ姿。10日の記者会見で締めていた「俺は強い、お前らなんかに食われないぞ」というアピールともとれる恐竜模様(!)のネクタイではなく、さすがに落ち着いた服装だ。

 部屋に入ってきた籠池氏は、唇が見えなくなるほど口を真一文字にきつく結んでいた。非常に強いストレスを感じていたのだろう。席に座ると唇を指で触って気持ちを落ち着かせたが、すぐに口をすぼめ、口先をふくらませた。これは籠池氏がよく見せる仕草だ。質問への不満や言われたことへの不同意、相手の思惑への反感を表している。

 この仕草は、自民党議員が質問に立った時に多く見られた。安倍昭恵氏から、100万円を寄付されたと公言した籠池氏。それが嘘かどうかはわからないが、自民党議員たちは、籠池氏が偽証していると決めてかかり、その嘘をどうにか暴こうと躍起になっていたからだ。だが、これでは見えるものも見えなくなる。

 参院の証人喚問冒頭、山本一太委員長から100万円を渡された時の状況について聞かれ、籠池氏は言葉につかえ、何度も言い直し、言いよどんだ。封筒の中身を「その金子は」と言おうとして、生唾を飲み込み、目をつぶって頷くと、ようやく言葉を続けた。用意した書面を読み上げるのではなく、自分の言葉で述べる段になり緊張が増したのだろう。籠池氏が一番言葉につかえ、言いよどんだのはこの時だった。最初の質問に対する最初の答えだからこそ、様々な感情や思惑は表れやすい。

 言いよどみや言い直し、言葉の間が多くなるのは嘘の手掛かりとも言われる。100万円の寄付については、顧問弁護士と何度も想定問答してきたはずだ。嘘が見破られるかもという不安が高いと、いくら準備練習してきたとはいえ、うまく話せなくなることが考えられる。

 嘘を見破られることで利害が生じるため、見破られたくないと思ったのか、嘘をついていると疑われていることに不安や不満を持っていたのか? 真実を信じないことと、嘘を信じてしまうことは正反対であるが、この区別は簡単なようで難しい。

 手の挙げ下げの仕方では、籠池氏がそれをどれだけはっきり、自らの事実として覚えていたかがよくわかった。記憶に自信があると、すっと手を挙げ、さっと下ろした。総理秘書との会話について問われた際は、記憶が定かでなかったのか、手を挙げたまま立ち上った。昭恵氏に10万円の講演料をどう渡したかについては、ゆっくり手を挙げ「事実がわからない」と答えた。

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