芸能

フリー素材アイドルMika+Rikaが語る「無料」で稼げるワケ

スマホのCMでも注目を集めたMika+Rika(左がMika)

 細く長い手足、色白の肌に大きな瞳。この美人双子は、フリー素材アイドルとして話題を集めているMika+Rikaだ。「私たち、無料です。」というキャッチコピーで、肖像権・著作権を放棄し、自分達の写真や動画をWEB上に公開している2人に、フリー素材アイドルを始めることになった経緯や、苦労話を聞いた。

──フリー素材アイドルになったきっかけは?

Mika:私たちは元々、ヒップホップユニットとして活動していたんですけど、ライブハウスで歌っていても、なかなか世間に広がらなかったんです。その頃の私たちのアーティスト写真がキャラクターのような雰囲気で、それがヒントになり、商標使用料が無料のくまモンが頭に浮びました。無料にすれば、私たちも広がっていくんじゃないかという発想から、フリー素材アイドルが生まれました。

Rika:初めは不安が大きかったです。私たちの写真や動画の著作権を完全に放棄して、無料でサイトにアップしたら、どんな使われ方するんだろうって。でも斬新な考え方だし、面白そうだな、やってみようって、思い切りました。

Mika:元々私たちはOLで、脱サラしているので、これ以上捨てるものはないなと思って。どんどん貯金もなくなっていくし(苦笑)。この際、著作権を捨てたっていいんじゃないかって。

──フリー素材アイドルの反響は大きかったそうですね。

Rika:2014年にフリー素材のサイトをオープンしたのですが、初日にすごくアクセスがあって、サイトが落ちちゃいました。

Mika:ネットだから、徐々に口コミで広がっていく感じかなって、長い目で見ようと思っていたんですよ。でも初日にサイトがダウンしたので、驚きました。

Rika:ダウンロード数は1か月で50万ダウンロード。正直、びっくりしました。こんなに無料素材を求めている人がいたんだって。そのほとんどがクリエイティブ系、広告会社さんとかIT系の方々でした。

Mika:1000点以上撮影して、サイトオープン時に、ほぼすべての写真をアップしました。

──使用料無料のサイトなのに、衣装や撮影などの準備にお金がかかったのでは?

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン