ただ、料理は、私が作ったものを、バランスよく食べさせたいから、自分の手で、と思って作っていました。でも、18時台に帰ってから、いちから作ると、その間に子供は待ち疲れて寝てしまう。やっとできた頃には寝起きで機嫌が悪く食べようとしない、という悪循環に。これでは、なんのためにご飯を作っているんだろうと思い悩みました。
それからは、その日に買った食材で、一汁三菜を作るといったこだわりは捨てることに。いちから作る日は、夫が家にいて多少時間的な余裕がある週2日だけ。残りの5日は、作りおきのミートソースでおかずを作る、フードデリバリーサービスでお弁当や総菜を届けてもらう、外食するなど、手を抜いています。
丁寧な手仕事は素晴らしいと思います。でも、そのために子供を不機嫌にしたり、子供との時間を減らすのは本末転倒だと思うんです。子供と会話し、過ごすことは母親でしかできないこと。人や家電に任せられる家事は、任せてもいいと思っています」
宋さんの「家事育児乗り切りテク」は以下のとおりだ。
●my時短テク
週1で野菜たっぷりのミートソースを作り、平日にパスタソースやラザニアにして野菜不足を解消。
●これは死守!
子供の歯磨きとお風呂上がりの保湿。そして1日1人20分ずつ、本気で子供と向き合う時間を作る。
●時短グッズ&サービス
乾燥機付き洗濯機、ルンバ、食材宅配、フードデリバリー「ウーバーイーツ」、週2回の家事代行サービス。
※女性セブン2017年4月13日号