ママ歴15年のタレント・奥山佳恵さん。今春中学3年になる長男と幼稚園年長の次男の世話に追われる。家事の時短努力はしているが、料理の時間だけは縮まらないと悩む。
「完璧を目指すのはやめたので、前よりは少しラクにはなりました。例えば、洗濯物を部屋干ししたまま人を招けるようになりましたね。最近では、室内干しを見せられることが心を許している証あかし、みたいな(笑い)。
料理の時短ワザとしては、夕飯とお弁当のおかずを同じものにしています。ただ、今日巡り合ったお買い得な食材で、前日とのバランスを考え、かつ翌日お弁当に詰められる汁っ気のないおかずは何かな…と、献立を考えるだけで労力を消費。1時間かかってやっとできたおかずは1、2品程度です。
学校でパンを買ってもらうこともできるんですが、主婦として負けた気がして妥協できません。手際がよくなるには、どうしたらいいのか、日々研鑚です」
奥山さんの「家事育児乗り切りテク」は以下の3つだ。
●my時短テク
子供を追いかけながら掃除する、一緒に洗濯物を畳むなど家事をしながら子供と遊んでいます。
●これは死守!
時間がない時でも夕飯前に散らかっているおもちゃを一緒に片づけるなど、しつけは優先。
●時短グッズ&サービス
圧力鍋を活用。煮込みの時間が激減し、根菜も軟らかい状態で出せるように。
さらに、子供が小学1年生と幼稚園の頃がいちばん忙しく、常に効率を考えていたというのが、雑貨店を営み著書に『ほどほど収納が心地いい』(宝島社)著者で雑貨店「hal」店主の後藤由紀子さん。大学生の長男、長女、夫と暮らす。後藤さんは特に料理の時短ワザは見習うべき点がある。
「朝はお弁当用に、15分以内でメーンのおかずと卵焼きを作り、作りおきや昨晩の残りのおかずを詰めたら、夕飯用の煮物作りを始めるのが日課。私の時短調理は、魚を焼くにも野菜をゆでるにも、すべてフライパンを活用すること。グリルは洗う時間がかかりますしね。
また、サラダはそのつど盛りつけるのが手間なので、まとめて作って保存容器10個に小分けして冷蔵保存。経験上、トマトやコーンなどを入れて、葉物を上にのせれば鮮度が落ちにくいので、そうしています」
後藤さんの「家事育児乗り切りテク」をご紹介!
●my時短テク
野菜を買ったらアクの少ないものから「同じ湯」でゆでていく。何度も沸かす手間と時間を省略。
●これは死守!
一家4人で食卓を囲めるのは子供が小さい頃だけ。家族での食事時間は必ず1時間は取っていた。
●時短グッズ&サービス
便利な調理器具も、分解してから洗うとなれば時間のロスと考え、時短家電は持たないことに。
※女性セブン2017年4月13日号