ネット社会じゃ、テレビ番組へのクレームが直接スポンサーに行っちまう。時には「不買運動だ!」とけしかけるヒマなバカまでいる。それでスポンサーに迷惑をかけたくないっていうテレビ局がドンドン萎縮してしまうんだ。で、勝手に自主規制して「言葉狩り」や「問題タレントの排除」をやっちまう。
で、萎縮した結果として何が起こるかというと、新しいチャレンジをしなくなる。「過去にウケたもの」の焼き直しばかりが、番組表に並ぶようになっちまうんでさ。
テレビのバラエティって、最近は「決まった型」に凝り固まってるもんな。
笑って欲しいオチのコメントじゃ、画面の下にテロップを出す。で、番組の山場にさしかかったところで「続きはCMの後で」だよ。そりゃ視聴者だって飽きてチャンネル替えたくもなるだろってさ。
※SAPIO2017年5月号