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総菜を毎回買う人は15% 物価上昇で外食減るも中食は発達

ここ数年、物価上昇も中食は発達

 お金の使い方について、20~80代の女性303人にアンケートを取ったところ、「お隣の家計」が見えてきた。

「1か月の食費は?」という質問に対して、「5000円未満」は0.3%、「5000円~1万円未満」は1.0%、「1万~2万円未満」は5.6%、「2万~3万円未満」は15.8%、「3万~4万円未満」は21.5%、「4万~5万円未満」は25.1%、「5万~7万円未満」は15.5%、「7万~10万円未満」は8.9%、「10万円以上」が4.0%、「夫が管理しているためわからない」が2.3%という結果となった。

 さらに、「家族での外食の頻度について」聞いた。

「毎日」と回答した人は1.0%、「2日に1回」は1.0%、「3~4日に1回」は5.6%、「1週間に1回」は22.8%、「10日に1回」は5.6%、「2~3週間に1回」は11.9%、「1か月に1回」は16.5%、「2~3か月に1回」は11.5%、「半年に1回」は7.6%、「1年に1回」は2.6%、「基本的に外食はしない」が2.7%となった。

 この結果について、経済ジャーナリストの荻原博子さんはこう語る。

「みなさん一生懸命、やり繰りをしてらっしゃるなという感想です。お金を考えて使っていますよね。夕飯の平均的なおかずでいちばん多かった品数は3品でした。そして、スーパーでお総菜を買う頻度の質問でも毎回買うという人が15%いました。

 今は、お総菜、つまり中食をするかたが増えてますよね。高度経済成長の前は、ご飯とコロッケとみそ汁というような夕食ばかりでした。でも今は、サラダをつけます。健康志向のかたが増えている影響もありますが、少量でいいから、多種類のおかずを食べたいという志向なのでしょう。

 ここ数年、物価は上がっているんですけど、中食は発達しています。お総菜、またはひと手間加えるだけでいい、というものが人気です。働いている女性が多いので、なるべく夕飯は手のかからないものがいい。簡単に作れるようになっている。

 そうした現実と彼女たちの志向を満たすのが中食です。3品といっても、昔のように1品1品を作るのが大変ではない時代になったということでしょう」

※女性セブン2017年5月4日号

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