結局、この二つの改定案は反対意見が多かったため元に戻されたが、今回の学習指導要領改定についても、その経緯や責任の所在などは不明である。そのため、ここでも役人の間で様々な「忖度」が働いたのではないかと疑わざるを得ない。
こうした忖度が蔓延するのは、前述した“暗黙の圧力”があるからだ。それは、思っていることを口に出さずに裏で根回しする、いわゆる「腹芸」を得意とする安倍政権の政治手法と無縁ではないだろう。
※週刊ポスト2017年5月5・12日号
結局、この二つの改定案は反対意見が多かったため元に戻されたが、今回の学習指導要領改定についても、その経緯や責任の所在などは不明である。そのため、ここでも役人の間で様々な「忖度」が働いたのではないかと疑わざるを得ない。
こうした忖度が蔓延するのは、前述した“暗黙の圧力”があるからだ。それは、思っていることを口に出さずに裏で根回しする、いわゆる「腹芸」を得意とする安倍政権の政治手法と無縁ではないだろう。
※週刊ポスト2017年5月5・12日号