一方で“描かれる側”のヌードモデルは、大勢の男性の前で裸を晒すことに抵抗感はないのか。モデルのANさんが言う。ANさんは、現役ダンス講師兼モデルで、新婚だ。夫はこの仕事を理解し、応援してくれているという。
「3歳からバレエや日本舞踊を習っていて身体表現に興味があったので、私にとってはヌードも表現のひとつです。また、男性の草食化が進む中で、私が裸になることで男性の“性”を刺激したいという思いもあります」
デッサン会は2か月に1度のペースで行なわれており、楽しんで描くことを重視しているという。“ペンを握って”裸体と向き合う……、この新たな刺激を感じてみてはいかがだろうか。
※週刊ポスト2017年5月19日号