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遠回りしたほうがトクをする? JR「遠距離逓減制」のマジック

ちょっとした工夫で旅費の節約が可能に

ちょっとした工夫で旅費の節約が可能に

 JRで鉄道旅行を楽しむ際、知っておきたいのが「遠距離逓減制」というルール。できるだけ長い切符を買うことで旅費を安くする方法が存在するのだ。路線検索アプリは、最速の到達時間や最安値を教えてくれるが、実は“遠回り”をした方がトクになる場合もある。

 JRの運賃は、距離ごとに決まる方式になっている。会社によって若干料金は異なるが、例えば本州3社(東日本、東海、西日本)の場合、100kmまでなら1660円、200kmまでなら3350円、300kmまでなら5080円と、均等に高くなっていく。

 しかしJRには、遠距離になるとキロ当たりの料金が安くなるというルールが存在する。601km以上になると、料金が上がるペースがおよそ半分になり、1000kmでは1万2310円(100kmあたり1231円)、2000kmでは1万9870円(100kmあたり993円)と、かなり割安になる。

 このルールをどう活用すればお得になるだろうか? それは、できるだけ長い切符を買うために、行きと帰りのルートを変えれば良いということ。JRの切符には、「同じ区間を2度通らなければ良い」とルールがある。例えば東京から福井まで行って帰ってくる場合、東海道新幹線ルートと北陸新幹線ルートの2パターンが存在するが、東京→金沢→福井→米原→東京という乗車券を買うのだ。

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