ライフ

院内広報やブログ更新が頻繁な病院は診療に熱心説

病院のHPやブログは要チェック

 医師や看護師が過重労働を強いられる背景には、それを黙認する“現場の空気”もさることながら、経営サイドの問題があることもしばしばだ。スタッフに過重労働を強いている「ブラック病院」を見抜くために、経営サイドの異変に気づけるポイントはあるか。

■HPの更新数が年に1回程度

 いまやほとんどの病院がHPを持つ時代。しかし、情報更新が少なかったり、HPそのものがない病院は、情報発信の意欲が少ないどころか、人手や予算が足りていない可能性がある。

 院内広報や常勤医の病院用ブログが最低月に1回書き込まれるかなど、定期的に更新されているかも確認したい。医療ジャーナリストの油井香代子氏が解説する。

「院内広報や医者のブログが頻繁に更新されていれば、その病院で熱意を持って診療が行なわれているということがわかる。逆に個人の病院用ブログの更新が滞り始めていたら、医師が病院を辞めようとしているサインかもしれません」

■「パート募集」はあっても「正社員募集」がない

 看護師や事務職員の「パート募集」が多い病院には注意したい。現役看護師で作家の宮子あずさ氏がいう。

「正社員を雇う余裕がないのかもしれません。ただし最近はパートを希望する女性も多いので、パートと正社員を両方募集している病院なら安心できる。正社員を新たに雇う余裕のある病院なら、経営面の不安はないでしょう」

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン