「マネジャーのAさんと親しい関係にあり、宮里の支えになっていたようです。Aさんはやせ型長身の阿部寛似のイケメンです。ふたりはまさに阿吽の呼吸で、藍ちゃんが手を伸ばしただけで、のど飴やリップクリームなど、彼女が欲しているものを手渡せるほど息がピッタリ。宮里はAさんがいるおかげで練習や試合に集中できるようになった。エビアンで優勝した直後に写真週刊誌で報じられてからは、ツーショットになることは少なくなりましたが、今もふたりの仲は順調のようですよ」(前出・記者)
そのため、引退理由は「Aさんとの結婚のためではないか」とも囁かれていた。
「宮里が尊敬する先輩であり、親友でもあるメキシコのロレーナ・オチョア選手は、世界ランク1位にありながら家族を優先して電撃引退しました。宮里も、“同じ道を歩むのでは”と思っていた記者は多い」(スポーツ紙デスク)
しかし、会見では否定。「今のところないです。すみません」と笑顔を見せた。東京・京王プラザホテルで会見を終えた宮里が会場を後にすると、記者たちからは簡潔でわかりやすい回答に「やっぱり藍ちゃんはスゴイ」「言葉に力がある」と感嘆の声がもれた。『バイキング』(フジテレビ系)は会見の様子を生中継したが、司会の坂上忍は「本当に頭のいいかたなんですね。お見事。わかりやすい」と感心しきりだった。
好調な時だけでなく、どんなに成績が振るわない時でも、記者の質問に真摯に答える宮里の姿勢は高く評価されてきた。その根っこには、幼い頃からの父の教えがあった。
「常々父からは、プロゴルファーである前に普通の人間でありなさいと言われて育ってきたので、自分なりに皆様には誠意をもってお伝えしてきたつもりです。それが本当にいい形になっているとしたら、父の教えがよかったんじゃないかと思います」
会見では父への感謝をこう口にした。そんな宮里に心からありがとう──。
※女性セブン2017年6月15日号