そんな女たちの、“自分は女として損をしてきたのではないか。その損はもう取り戻せないのではないか”と焦る気持ちに、「30人ちょっと」は火をつけたね。名付けて“しのぶ砲”。
それだけじゃない。私のまわりの“元恋多き女”で“多数派”も、最近はよくて開店休業。たいがいはこのまま閉店なんじゃないかと思っている体だったの。
そこに大竹しのぶの「30人ちょっと」は、「まだまだ、いけいけ」と聞こえたようで、その証拠に、「いくつになっても恋をしていたい」とか、「健康寿命は女子力しだいらしい」とか、あっちこちで寝た子が起き出して。もちろんその相手は夫のはずはなくゲス不倫する気、満々よ。
で、私は、「んもう、さんざん旬の男をひとり占めしながら、この期に及んで波風を立てるか?」と、悪口が止まらない。
ゴマメの歯ぎしり? 放っといて!
※女性セブン2017年6月15日号