• TOP
  • コラム
  • 日本株は今年のイベントリスクをほぼ通過、日経平均2万2000円へ

コラム

2017.06.07 17:00  マネーポストWEB

日本株は今年のイベントリスクをほぼ通過、日経平均2万2000円へ

年前半のイベントリスクはほぼ通過


「トランプ相場」が一段落したように見えるが、今後の日本株はどんな値動きが予想されるのか。カブ知恵代表・藤井英敏氏が解説する。

 * * *
「トランプ相場」が息切れするなか、日経平均株価は2万円を目前に膠着状態が続いてきた。その要因の8割は年前半に立て続いたイベントリスクであり、残り2割はトランプ政権の口先介入による円高リスクにある。

 ただし、年前半の大きなイベントリスクはほぼ通過したといっていい。フランスや韓国の大統領選挙も波乱なく終わり、日本にとって最大のリスクと見られてきた北朝鮮問題も、最悪の事態まで想定された4月を過ぎ、株式市場的には材料になりにくいものとなっている。

 残る主要なイベントは、ドイツ連邦議会選挙やFRB(米連邦準備制度理事会)の資産圧縮くらいだが、いずれも年後半の話であり、市場を取り巻くイベントリスクは遠のきつつある。

 そうなると気になるのは為替動向だが、当面、本格的な円安には向かいにくいかもしれない。

 FRBが利上げ、資産圧縮に動こうとするなかで日米金利差が拡大すれば、必然的にドル高・円安となり、本来なら1ドル=120円を超えてもおかしくないはずだ。

 しかし、ファンダメンタルズ通りにいかないのも為替市場であり、米政府のドル高是正の意向が働いている以上、年内に120円台は望みにくい状況にある。

 もちろん米国経済は好調が続いているため、NYダウやナスダック総合指数も高値をつけているが、円安に振れていない分、日経平均は出遅れている。

 とはいえ、今後は為替の問題が依然残るものの、イベントリスク通過に伴って株価も上昇基調にあることは間違いなく、日経平均も年内は2万2000円を視野に入れた展開になることが予想される。

※マネーポスト2017年夏号

関連記事

トピックス