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気の巡りが良くなる6月の大掃除 神社の作法を家でも提案

風水建築デザイナーの直居由美里さんが6月の大掃除を推奨

 年末の大掃除からはや半年。そろそろ換気扇やエアコン、網戸の汚れも目立ってくる頃。風水建築デザイナーの直居由美里さんが、室内の気の巡りをスムーズにする夏の大掃除を提案する。

 * * *
 大掃除というと年末のイメージですが、何かと慌ただしい12月の大掃除は負担が大きいもの。手が回らないところは、翌年に持ち越すことも多いでしょう。

 神社では、大みそかと6月30日の年2回、大祓が執り行われます。半年間の穢けがれを祓う神事ですが、これにならい、12月だけではなく、6月にも半年分の大掃除をしてはどうでしょうか。

 12月は気温が低く汚れも落ちにくいし、水仕事はつらいもの。6月に一度きれいにしておくと、年末の負担も減ります。

 まず取りかかりたいのは、換気扇の掃除。特に夏の間、キッチンにこもりがちな熱気を換気するためにフル稼働します。油汚れがこびりついた換気扇を回していると、家中の気がよどんでしまいます。外せるパーツを外して、つけ置き洗いで汚れを落としましょう。

 キッチンだけでなく、浴室やトイレの換気扇も掃除しておきましょう。キッチンと違い、浴室などの換気扇はあまり掃除しなくていいと思っているかたもいらっしゃるのですが、ほこりがたまると換気能力が落ちてしまいます。

 高温多湿の日本の夏に、浴室がスムーズに換気ができないと、湿気がこもりカビが発生しやすくなります。

 汗ばむ夏は、浴室で体の汚れを落として清潔な体で眠りに就くべきです。そのための浴室にカビがあっては、台無しです。換気扇を掃除するとともに、バスタブと壁の隙間など、カビの発生しやすい場所を重点的に掃除してください。

 そして、トイレは邪気が発生する場所ですから、換気扇の性能は重要です。窓がないトイレの場合は、換気扇は常に清潔に保ち、しっかり換気できるようにしてください。

 換気扇のカバーにほこりがついているようなら、中もかなり汚れています。説明書を読んで、お手入れしましょう。

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