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コラム

2017.06.26 16:00  マネーポストWEB

アイドルオタクは月にいくら使う? あるハロヲタの出費を検証

積まれたハロプロDVDの数々。全部見るのもひと苦労?


 趣味のためなら躊躇なくお金を使うのが「オタク」と呼ばれる人々。アニメアタク、鉄道オタク、ゲームオタクなど、様々な「オタク」がいるが、中でも特にお金がかかるといわれているのが、「アイドルオタク」だ。ピンからキリまであれど、アイドルに熱を上げるオタクたちは、いったいどれくらいのお金を使っているのだろうか。ある1人のアイドルオタクが1か月にどれくらいのお金を使ったのか調査してみた。

 今回、取材に応じてくれたのは、40代前半の男性Mさん。モーニング娘。’17やアンジュルムが所属するハロー!プロジェクトのオタク、いわゆる「ハロヲタ」だ。

 Mさんは自営業。さらに未婚ということで、自由にできるお金も時間も多く、暇な時間のほとんどをハロプロに費やしているという。

「僕の応援スタイルは、CDやブルーレイ、写真集などを集めることと、ライブに行くこと。ハロプロメンバーが載っている雑誌や出演番組やラジオなどもチェックします。でも、握手会にはほとんど行きませんね」(Mさん、以下同)

 そんなMさんが、2017年5月の1か月間でハロプロに費やしたお金を計算してみた。

 まずはCDやブルーレイディスク。ハロプロのCDは、「初回盤A」「初回盤B」などと、同じタイトルでもジャケットや付録DVDの内容違いなどで、複数種発売される。Mさんは、そのすべてを購入するという。

「握手券目当てに何枚も買うことはないですが、コレクション的な意味合いで、全種類買うことにしています。開封しないままのものも多いですね」

 Mさんが、5月に購入したハロプロのCDとDVDは以下の通り(以下、金額はすべて税込み)。

・℃-ute『℃OMPLETE SINGLE COLLECTION』(CDアルバム)3種 計2万2680円
・梁川奈々美・船木結『Greeting ~梁川奈々美・船木結~』(BD)6480円
・モーニング娘。’16 『Morning Musume。’16 Live Concert in Taipei』(DVD)6480円
・つばきファクトリー・ハロプロ研修生『演劇女子部「ネガポジポジ」』(DVD)8000円
・カントリー・ガールズ『ミュージックビデオ・クリップス Vol.1』(BD)4320円

合計 4万7960円

 Mさんいわく「5月はシングルが発売されなかったので、思ったよりも少なかったです」とのことだ。

◆雑誌だけで2万円超 1ページしか載っていなくても購入

 次に、書籍や雑誌。ハロプロメンバーが掲載している雑誌は可能な限り購入しているという。

・『℃-ute ラストオフィシャルブック』(メイキングDVD付き限定版)2800円
・室田瑞希(アンジュルム)ファースト写真集『MURO』3000円
・鈴木愛理スタイルブック『あいりまにあ』1490円
・『ハロプロ スッペシャ~ル』3996円
・『Seventeen』(佐々木莉佳子)6月号 500円
・『BOMB』6月号 920円
・『週刊少年チャンピオン』24号(牧野真莉愛表紙)、25号(宮本佳林表紙)280円×2
・『週刊ファミ通』5月25日号(上國料萌衣グラビア)500円
・『CDジャーナル』6月号 980円
・『アップトゥボーイ』7月号 1250円
・『Ray』(鈴木愛理表紙)7月号 670円
・『B.L.T.』7月号 630円
・『bis』(工藤遥)680円
・『週刊ヤングマガジン』26号(牧野真莉愛表紙) 370円
・『BIG ONE GORLS』6月号 1400円
・『月刊エンタメ』7月号 670円

合計 2万416円

「ハロプロメンバーが1ページくらいしか載っていない雑誌でも、基本的には買うようにしているんですが、雑誌はとにかくかさばるのが難点です。我が家には、ほぼ雑誌だけしか置いていない部屋があります」

◆ゴールデンウィークは5日連続でコンサート

 そして、ハロヲタ活動のメインとなっているというコンサート。Mさんが2017年5月に行ったのは9公演だ。

「通常なら現場は月に1~2公演程度です。5月はゴールデンウィークの中野サンプラザ5日連続と、横浜アリーナや日本武道館の大きな公演もあったので、かなり現場は多かったです」

5月3日 Juice=Juice(中野サンプラザ) 6800円
5月4日 カントリー・ガールズ(中野サンプラザ) 8000円(金券ショップ)
5月5日 ハロプロ研修生・公開実力診断テスト(中野サンプラザ) 4500円
5月6日 ℃-ute(中野サンプラザ・2公演)6800円×2
5月7日 アンジュルム(中野サンプラザ) 6800円
5月15日 アンジュルム(日本武道館)7500円
5月22日 Buono!(横浜アリーナ)8800円
5月26日 モーニング娘。’17(日本武道館)6800円

合計 6万2800円

 基本的にチケットはファンクラブで購入しているというMさん。5月4日のカントリー・ガールズと5日の研修生は、ファンクラブでの抽選に落選してしまったため、カントリーは金券ショップで、研修生は一般プレイガイドで購入した。

◆グッズの「DVDマガジン」は全部買う

 そして、Mさんは、コンサートに行った際は、必ず何かしらのグッズを購入する。

「ハロプロでは各グループがツアーをするごとに『DVDマガジン』というグッズが発売されるんですが、これは全グループ全タイトル、絶対に購入します。ライブ会場だけでなく通販でも買えるので、ライブに行かなくても、DVDマガジンだけを買うこともあります。ほかのツアーグッズはすべてを集めていたら切りがないので、生写真、Tシャツなど、その場でほしいと思ったものを買うようにしています」

 ではMさんが5月に購入したグッズをグループごとにまとめてみよう。

【℃-ute】DVDマガジン(2600円)2本、ツアーTシャツ(3000円)、生写真(研修生、500円)4種
【モーニング娘。’17】DVDマガジン(2600円)2本、コレクションピンナップポスター(500円)3枚
【アンジュルム】DVDマガジン(2600円)1本、オリジナルペンライト(3500円)、室田瑞希ソロマフラータオル(2200円)
【Juice=Juice】DVDマガジン(2600円)1本
【カントリー・ガールズ】DVDマガジン(2600円)1本
【こぶしファクトリー】DVDマガジン(2600円)1本
【つばきファクトリー】生写真(1000円)2種
【ハロプロ研修生】公演パンフレット((2200円)、勲章キーホルダー(1200円)、生写真(1000円)6種
【Buono!】DVDマガジン(2600円)1本、Tシャツ(3800円)、ビジュアルブック(1800円)

合計 5万2640円

◆ファンクラブ限定DVDも通販で購入

 さらに、ファンクラブ限定グッズも購入しているという。

「ファンクラブイベントの模様を収録したDVDが毎月数本限定発売されていて、それをネット通販で購入しています。5月は6本発売されました。これはちょっと多めでしたね。ちなみに商品が届くのは購入してから2か月後くらいです」

 Mさんが購入したファンクラブ限定DVDは以下の6本。

・『モーニング娘。’17 小田さくらバースデーイベント?さくらのしらべ6?』4860円
・『モーニング娘。’17 尾形春水&羽賀朱音バースデーイベント』8100円
・『和田彩花と飯窪春菜in熱海』4860円
・『Juice=Juice Fanclub Tour ?Miracle×Juice×Bus2? in 伊豆』8100円
・『ももちのお誕生日会2017』8100円
・『こぶしファクトリー藤井梨央&野村みな美バースデーイベント2017』8100円

合計 4万2120円

◆モノにこだわるタイプと現場にこだわるタイプ

 以上、Mさんが“ハロヲタ”として2017年5月の1か月に使ったお金を合計すると「22万5936円」という金額になった。

「5月は特にライブがたくさんあったので、かなりお金を使ったほうだと思います。普段は多くてもこの半分くらいだと思いますよ」

 半分だとしても月に10万円程度。アイドルオタクがかなりのお金を使っていることがわかる。

「僕はどちらかというと、CDやDVD、雑誌などの“モノ”にこだわるタイプなので、その部分の出費は多めかもしれません。一方でツアー全公演に入るような“現場”にこだわるハロヲタだと、交通費や宿泊費のほうが大変みたいです。あと、握手会に何回も行くハロヲタもそれなりにお金をかけていますね」

“モノ”や“現場”にこだわると、相当なお金が必要となるアイドルオタク。お金をかけずにアイドルを楽しむことは難しいのだろうか?

「もちろん、月に10万円も20万円も使う人ばかりではないですよ。ハロプロの場合は公式YouTubeに毎週オリジナル番組をアップしてくれるし、ラジオのレギュラーも多いので、現場に行ったり、モノをたくさん買ったりしなくても、お金をかけずに十分楽しむことはできます。それに僕の場合は、いわゆる“DD(誰でも大好き)”で全グループを追っていますが、特定のグループだけを追うのであれば、かかるお金も少なくて済むはずです」

 たくさんのお金を使うアイドルオタクがいるのは事実ではあるが、アイドルの楽しみ方は人それぞれだといえそうだ。

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