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2017.06.27 18:00  マネーポストWEB

トルコリラ円相場に異変? いよいよ下落トレンド終焉か

トルコリラ相場に「異変」が発生?(イスタンブール)


 高金利通貨ペアとしてFX(外国為替証拠金取引)トレーダーの間で根強い人気を持つトルコリラ円。そんなトルコリラ円相場が史上最安値を更新してから間も無く半年が経過しようとしているが、ここ最近の相場に、「今まで見られなかった“上昇を示唆するある異変”が見られるようになった」と語るのは、カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さん。その“異変”とはいったいどういうものなのか? 池辺さんが具体的に解説する。

 * * *
「時は、金なり」といいますが、早いもので、2017年も前半が過ぎ、後半へと向かいます。前半のトレードの成果はいかがでしょうか? 時間は、誰にでも平等に与えられますので、時を上手に使いこなし、トレードできれば素晴らしいですね。

 さて、本日はトルコリラについて解説します。ご存じの通り、トルコリラは高金利通貨であり、日々値幅がそれほど大きく動くわけではありません。そうした値動きの特徴から、FXトレードにおいては差益を狙うよりは長期ポジションを保有し、スワップ金利狙いで確実に利益を取りに行かれる方が多いように見受けられます。

 私の教え子の方々を見ていても、運用資金の金額やスタートした時期によって、トルコ円金利収入だけで100万円位の金利収入を得ている方、すでに2000万円近い利益となっている方など様々ですが、いずれにしても金利収入はみな平等に収益となっているようです。

 また、一方でこれから金利収入を狙おうとされている方の場合は、チャート上に“窓”が開いている1リラ=30円水準まで下落するのを待っている方が多いように思います。長期保有用のポジションとして、1リラ=30円程度のところに買い指値を入れている方も多くいるようです。

 先日も、ある生徒さんから、「先生、1リラ=30.10円に10ロット(10万通貨)買い指値を入れて待っているのですが、なかなか窓を埋めにきませんね」という質問を受けました。

 ただ、私としては今のところ、「なかなかその水準までは下落しないのではないか」と考えています。なぜながら、FXは売る人がいて初めて買うことができる世界だからです。窓を意識して買い指値を入れている人が多いことを考えると、今は窓埋め水準まで下落しづらい状況だということも想定されます。

 慎重な方向けのトルコリラ円相場戦略としては、このまま窓を埋めずに相場がどんどん上昇していく可能性も考慮して、1トルコリラ=30円の水準まで落ちてくるのを待たず、少し押し目になったタイミングで1ポジション買うくらいのスタンスが良いと考えています。

 しかし、このような話をお伝えすると、「でも、もっと慎重にトレードしたいから、窓埋めを待ちたい……」と心配になる方もいるかるもしれませんが、「押し目で1ポジションくらい買っても良いと考えている」と言うのには、きちんと理由があります。それは、トルコリラ円相場に“ある異変”が起こっているからです。

◆いよいよ下落トレンドの終焉か?

 今年に入ってからのトルコリラ円相場を振り返ってみると、1月12日に29.05円まで下落した後、2月23日には、31.72円まで上昇しました。その後、4月17日に29.23円まで下落しましたが、5月15日には32.09円まで再び上昇してきました。

 そしてこの動きから何が言えるのかというと、“高値も安値も切り上がっている”ということです。つまり、「ここにきてチャートがようやく上昇トレンドの形になってきた」わけです。

 今まで、随分と長い間、高値も安値も切り下がっている下落トレンドが続いていました。下落トレンドの中で戻しがあったとしても、直近の高値を超えることができない状況がずっと続いていました。

 しかし、ここにきてようやくチャートが上昇を示す形に変化し始めたのです。そうしたことから私は、今後のトルコリラ円相場は上昇していく可能性が高いと見ています。

 ちなみに上昇するとしたら、どれくらいの値幅分上昇することが考えられるのでしょうか? 値幅を予測するときに有効なテクニカルツールと言えば、フィボナッチリトレースメント(以下フィボナッチ)です。

 そして実際に、フィボナッチで大まかに計算してみると約100円の高値から約29円まで下落した約71円という値幅に対する23.6%戻り、つまりおおよそ15円幅くらいの戻りがあるのではないかと予測できます。そこまで戻らなかったとしても10円幅くらいの戻りがあって、1トルコリラ=40円くらいまで上昇しても良いのではないか、と見ています。

 もちろん、FXはレバレッジ効果を利用した取引ですから、その魅力を十分に生かしてトレードするためにも、資金管理だけは怠らないことは何よりも大切です。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も配信中(http://yukikov.jp/)。

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