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コラム

2017.07.02 16:00  マネーポストWEB

芸人が教えるお得なバイト 覆面調査やメーター検針が人気

「バイト・ソムリエ」を名乗る『火災報知器』の小林知之


 忙しくなれば、キャンセル。暇になれば働く――自分のスケジュール次第で足したり引いたりできるアルバイトは小遣い稼ぎにもってこい。とはいえそんな都合のいい情報にはなかなかお目にかかれないもの。しかし、芸人たちはよ~く知っている。芸人がこっそり教える“本当においしい”アルバイトを本誌が徹底調査した。

 芸人は30万円を安定して稼げるようになったらバイトを卒業する――そう語るのは、お笑いユニット『火災報知器』の小林知之(36才)だ。小林は高校の社会科科目の教員免許と、地図地理検定(一般)3級を持つ異色の芸人。数年前より自ら「バイト・ソムリエ」を名乗り、社会学の一貫として、芸人のアルバイトに関する調査研究を行っている。

「ぼくらのような今の芸人の多くは、“どうやったらラクに楽しく生きられるか”ということを考え抜いています。アルバイトも毎日を楽しむ手段の1つ。金儲けや生活のためだけではないんです」

 そう言う小林も多くのバイトを経験してきた。調査員が一般客になりすまして接客態度や商品などをチェックする「覆面調査」や、豊洲で有名になった汚染土壌の土を採取する「土壌調査」など、その種類は多岐にわたる。

 芸人のアルバイトと聞くとコンビニやファミレス、カラオケなどが定番だが、どうやら今はもっとラクができる仕事が人気らしい。

「最近のコンビニは、宅配便のやりとりや各種料金の支払いなど、とにかくやることが多すぎて、ぼくたちみたいな芸人にはついていけないです(笑い)。時間の縛りも厳しいので、突然ライブの仕事が入ってきたときの代行もきかないし」(小林、以下「」内同)

 生きるためにバイトをしているものの、やはり最優先は芸人の仕事。たとえどんな小さなライブだとしても、それがどんなチャンスにつながるか未知数だからだ。それゆえ、融通がきくことは、芸人がバイトを選ぶ上でなによりも重要視している。

「たとえば『水道メーター・ガスメーターの検針』は芸人だらけです。1週間という猶予を与えられるので、月火水が予定ありなら、木金で一気にやれる。不定期に仕事がポツポツ入る芸人にはぴったりの仕事なんです。もしかしたらあなたの家のガス検針に来ているのは、リアルな芸人かもしれませんよ」

 インターネットのない時代、バイトの選択肢は狭く、多くの芸人たちは師匠のお抱え運転手や鞄持ちが主流だった。

「今は、ネットのおかげで“好き”を仕事にできる時代。バイトで経験するさまざまな出来事は刺激になり勉強にもなる。その仕事によって自分の視野が広がり楽しくなると、自分の成長にもつながるんです。

 あとはなんといっても仲間が増えることが魅力。“会社仲間”ってあまりいわないけど、“バイト仲間”っていうじゃないですか。学生のときのように新しい仲間を増やしてコミュニティーを作っておくと仕事の代行も頼めるし、生活する上での思いやりや助け合いも生まれます。

 これって、主婦の人たちにも当てはまるような気がします。『今日は子供の送り迎えがあるから代わってくれない?』と、気楽に言える関係って素敵ですよね。こんなにバイト環境が整っているのだから、何か始めないともったいないですよ」

※女性セブン2017年7月13日号

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