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2017.07.06 16:00  週刊ポスト

ニトリ創業者 「カンニングでもOK」、度胸のビジネス哲学

「“企業は人なり”と言って、会社のビジョンを達成するには第一に人を育てることなんです。お金と時間と熱意をかけないと、人は育たない。

 今年3月に東武百貨店池袋本店、マロニエゲート銀座、アトレ目黒で新店を同時開業しましたが、始めは日程がバラバラだったんです。ところが3店同時のほうが話題性もあって、効率的に広告できるのではと、店舗開発部が持ちかけてきた。意欲的な提案が現場から出てくるようになって、嬉しいですね。私が死んだ後も会社が成長するには、未来を見通して方針を打ち出す改革派がいないと潰れますから」

 その傍らで、似鳥国際奨学財団を設立して海外からの留学生に奨学支援を行ない、ライフワークとしても人材育成に力を尽くす。留学生たちは「日本の豊かさを自国へ伝えたい」と、若き日の似鳥のような志を胸に夢を語る。

【プロフィール】にとり・あきお/1944年、樺太(サハリン)出身。ニトリホールディングス会長。1966年、北海学園大学経済学部卒業。広告会社へ就職した後、札幌市内に「似鳥家具店」創業。1985年、社名を「ニトリ」へ変更。2002年東証一部に上場。2007年台湾に海外1号店をオープン。2010年、持ち株会社へ移行し、社名を「ニトリホールディングス」へ。2017年、30期連続の増収増益を果たし、2018年の連結経常利益を前年比18%増となる初の1000億円台を見込んでいる。趣味はゴルフ。昨年は80回ラウンドした。

撮影■江森康之 取材・文■渡部美也

※週刊ポスト2017年7月14日号

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