同じ情報隠蔽でも、山本幸三・地方創生担当相の場合はスケールが小粒でセコい。萩生田光一・官房副長官が加計学園が有利になるように特区認定基準を修正したという内閣府文書が発覚すると、「修正を指示したのは私だ」と“身代わり”になり、文書をメールで送った部下を、「文科省から出向してきた人で、陰で隠れて本省の方にご注進した」とスパイ扱いした。
部下に責任を負わせてでも、安倍首相の覚えめでたい萩生田氏を守る。点数稼ぎのためなら情報隠蔽でもヨイショでも何でもするところが、大蔵官僚OBの“ヒラメ政治家”らしい。
※週刊ポスト2017年7月21・28日号