特集
2017.07.26 15:59 週刊ポスト
FAプロの定番「ヘンリーダンス」に込められた監督の思い
これに男優の吉村文孝も頷く。
「ヘンリーさんからは“すぐ勃たせて”とかの注文が多いから大変です(笑い)。でもゆうちゃんとの現場では心を通わせられるので助けられていますね」
昼食を挟んでジャケット撮影。このジャケットにもFAプロ作品の特殊性がある。
「AVのジャケットはベタッとしたライティングにするのが常ですが、FAプロ作品は陰影をつけることを重視しています。女優の顔を美しく撮るより、全体の構図のドラマチックさを求められますね」(カメラマン)
午後からは、吹っ切れたように旅館の旦那に抱かれる節子の撮影。さらに同作の別短編の女優の撮影や、場所を変えてナレーションの音声録音、「ヘンリーダンス」の撮影なども行なわれた。
ヘンリーダンスは全FAプロ作品のラストに挿入される約5~6分のダンス動画。女優が挑発目線&悩ましい腰つきで踊り、服を脱いでいくものだ。監督がスペイン映画『トーク・トゥ・ハー』(2002年)の出演者が最後にエロチックなダンスをするシーンを見たのをキッカケに取り入れることになった動画、ヘンリーダンス。たとえ暗い内容でも最後に出演者が踊れば視聴者に明るい余韻が残せる、という思いも込められている
結局この日、終わったのは23時すぎ。ヘンリー作品のこだわりの強さを示すような、長時間の撮影となった。
※週刊ポスト2017年8月4日号
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