特集
2017.07.26 15:59 週刊ポスト
FAプロの定番「ヘンリーダンス」に込められた監督の思い

FAプロの創業者兼監督のヘンリー塚本氏
男女の不倫や軍隊内の性愛など、「昭和」を舞台とした重厚な物語と性描写が際立つ作品を世に送り続けてきたエフエー映像出版プロダクト(以下、FAプロ)。6月某日、本誌取材班は山梨県の山奥で行なわれた、川上ゆう主演『貧乏人のいい女を抱きたがる男たち』(年内発売予定)の撮影現場に密着した。
撮影スタッフとともに朝9時に現地入り。機材搬入や女優らのメイクが進むなか、10時にFAプロ創業者兼AV監督のヘンリー塚本氏が現場入りした。メイク終わりの川上と対面し、「川上ゆう、今日は貧乏人をやってもらうよ。だらしなく頼むね」と言いながらハグをする。
そして衣装合わせ。立ち会うのは監督と制作部チーフと川上だ。全裸になった川上が、撮影シーンごとの衣装に着替える。監督は手際よく「この着物の裾、少し短くして」などの指示を入れる。監督が撮影場所決めのために立ち去ると、メイク担当の女性が指示通りに裁縫する。
「衣装合わせは撮影前の重要な取り決めです。衣装の持ち込みは多めですが、足りないものがあれば衣料品店に買い出しに行きます」(メイク担当の女性)
物語は夫婦で指圧を生業にする川上演じる節子が、病弱な夫の医療費を得るべく旅館の旦那らに体を捧げる、というもの。午前中は旅館の旦那から伝言を預かってきた番頭に、声を押し殺しながら抱かれるシーンの撮影が行なわれた。川上が語る。
「女優と男優の息を合わせるにはスキンシップが第一。今回のような陵辱シーンでも私は撮影の合間に男優さんとキスしたりして互いの気持ちを高めます」
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