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2017.08.07 15:00  マネーポストWEB

金利やポイントアップも 貯蓄や投資に役立つクレジットカード

貯蓄や投資に役立つクレジットカードのサービスを解説


 Tポイント、Ponta(ポンタ)、楽天スーパーポイントといった従来の“3大共通ポイント”に加え、dポイントやWAON(ワオン)ポイント、nanacoポイントなどの台頭により、クレジットカードが提供するポイントサービスの競争は、激しさを増している。新しいサービスや特典が、次々と打ち出されている状況だ。

 しかし、こと貯蓄や投資に関係するサービスや特典となると、明らかなメリットがあるものは非常に少ない。銀行や証券会社が提携しているクレジットカードや、グループに金融機関があるケースに限られてくる。ここでは、その中から、貯蓄や投資で“お得”になるサービスを紹介しよう。

 まず、イオン銀行の『イオンカードセレクト』は、イオン銀行の普通預金金利がアップする。2017年8月時点で普通預金金利は0.02%だが、カード保有者には0.12%が適用される。メガバンクの普通預金の金利は0.001%、10年満期の定期預金でも0.01%なので、超低金利のいま、かなりの“高金利”といえよう。他行の定期預金を解約して、移行させることを検討してもいいかもしれない。

 おなじみの『楽天カード』にも、楽天銀行の普通預金金利がアップする特典がある。カードの利用代金の引き落とし口座を楽天銀行にすると、引き落としがあった翌月は普通預金金利が2倍になる、というものだ。2017年7月時点で0.02%なので、7月に引き落としがあれば8月の金利は0.04%となる。毎月引き落としがあれば、継続して2倍の金利が適用されることになる。

 証券会社のポイントサービスは、マネックス証券がいち早く取り組んでいた。通常、投資信託の購入で販売手数料(税抜き)の1.5%分のポイントがもらえる。それが、『マネックスセゾンカード』を持っていると3倍の4.5%分になる。販売手数料2%の投資信託を30万円購入した場合、通常は手数料6000円の1.5%分の90ポイントだが、カード保有者は3倍の4.5%分となる270ポイントがもらえる、というわけだ。ポイントは、株式の売買手数料に1ポイント=1円で充当できるほか、各種のポイントと交換することができる。

◆ポイントで投信を購入できるサービスも

 カード利用で得られるポイントを金融商品の購入資金として使える、というサービスもある。SBI証券の『SBI証券JCBカード』は、カード利用でもらえるポイントを証券口座に現金として振り替えて、株式や投資信託の購入資金に充てることが可能だ。ポイント還元率は0.5%なので、毎月のカード利用代金の0.5%分が現金として振り替えられることになる。

 7月にインヴァスト証券がスタートした『インヴァストカード』にも、カード利用でもらえるポイントが証券口座に現金として振り替えられ、同証券の扱う海外ETF(上場投資信託)の購入代金として使える、というサービスがある。ETFの買い付けは0.1口単位なので、数百円単位での買い付けが可能となるケースもあるという。ポイント還元率は1%と高水準だ(実際に買い付けるのはETFに値動きが連動する店頭CFDという金融商品)。

 加えて、楽天証券は、『楽天スーパーポイント』で投資信託を購入できるサービスを開始する予定。これまで、株式や投資信託の購入時手数料や、投資信託の残高に応じてポイントを付与していたが、いよいよ投資信託の購入代金として使うことができるようになる。

 以上のような、貯蓄や投資に直接メリットがあるサービスの人気が高まれば、他社も追随する可能性がある。この分野でも競争が激化し、よりお得なサービスが生まれることを期待したい。

文/松岡賢治(ファイナンシャルプランナー・ライター)

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