ライフ

うんこ躍動の夏 今日も明日もたくさんのことを教えてくれる

毎日「うんこ」確認してる?(写真:アフロ)

 この夏、「うんこ」関連のイベントが各地で大人気だ。なぜいま「うんこ」が引っ張りだこなのか。大人力コラムニストの石原壮一郎氏は「我々がうんこに学ぶことは多い」と語る。

 * * *
 この夏、うんこが大人気です。あっちでもこっちでも、うんこが躍動しています。うんこに火をつけたのは、3月に発売されて驚きの大ベストセラーとなっている「うんこ漢字ドリル」(文響社)。ブームはどんどん拡大し、現在、東京・池袋の「ナンジャタウン」では本とのコラボイベント「あつまれ! うんこ漢字タウン」が8月31日まで開催中です。

 さらに、山口県の徳山動物園の「きて!みて!さわって!?うんこ展」(8月31日まで)や、静岡県のエスパルスドリームプラザの「学べるうんこ展 BenZoo」(9月24日まで)などなど、各地でうんこが大活躍。あらためてそのパワーを見せつけています。

 うんこが偉大な存在であることは、疑う余地はありません。うんこを見つめ、うんこの声に耳を傾けることで、深みや渋みが香り立つ大人に成長できるはず。うんこブームの今、うんこから多くの教えを吸い込んでしまいましょう。

うんこの教え・その1「細かいところで気を抜くと、運の尽きになる」など

 先日、アメリカの南カリフォルニアで、まさに「運の尽き」という言葉がピッタリの事件がありました。不法侵入の被害に遭った家のトイレに流されないまま残っていたうんこが、犯人逮捕の決め手になったのです。うんこのDNA情報を国のデータベースで検索した結果、42歳の男性が臭いということになり、あえなく御用となりました。

 容疑者がうんこをちゃんと流していたら、捜査はもう少し難航していたはず。私たちはこのマヌケなコソ泥から「何かコトに及ぶ場合は、細かいところで気を抜くと足元をすくわれる」という教訓を受け取ることができます。さらに、天網恢恢疎にして漏らさずというか、「お行儀の悪いことをするとバチが当たる」という教訓も授けてもらいました。

 ちなみに、日本の泥棒の世界でも、かつては「空き巣に入った家にうんこを残しておくと捕まらない」というジンクスが信じられていたとか。被害者にとっては踏んだり蹴ったりですが、もし現代においてこの行為を実行したら、犯人逮捕につながる重要な証拠を残すことになってしまいます。そこから「過去の常識に縛られていると、思わぬ落とし穴が待っている」という教訓も得てしまいましょう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン